作法や道具にこだわらなくてもいい。気軽にテーブルで楽しむ茶道

いま話題のテーブル茶道とは？

おうち時間が増えている中、気持ちを穏やかで豊かにするために茶道を通して和の趣を感じてみませんか？　茶道というと、和室で正座をして畏まってというイメージがありますよね。今回は肩ひじをはらずダイニングテーブルで簡単に行うことができる「テーブル茶道」について紹介します。

手軽に楽しめるテーブル茶道

茶道の新たな楽しみ方として注目されている、自宅で手軽に楽しめるテーブル茶道とはどんなものなのか気になりますよね。
テーブル茶道は、イスに座って気軽に抹茶と和菓子を楽しむことです。お抹茶をたてることでゆったりとした静かな時間を過ごせ、毎日の忙しい時間の流れを忘れることができるでしょう。
自宅で楽しむのなら、茶道の難しいお作法は気にしなくても大丈夫。抹茶とおいしい和菓子を用意したら、あとは家にあるものを使って気軽に楽しめるのがテーブル茶道の魅力です。

抹茶は体にもいい？

抹茶とは、碾茶（てんちゃ）を乾燥させて粉末状に加工したもののことをいいます。
抹茶に含まれる成分は、健康によいものがあり、世界的にもスーパーフードとして注目されているのです。

茶葉ごと摂取することで緑茶よりもたくさんの栄養が吸収できて、効率的に栄養素を摂取することができます。
カテキンやテアニンと言った栄養素が含まれていることは良く聞きますが、他にもビタミンCやミネラルも取ることができるので、世界の注目を浴びているもの納得ですよね。

テーブル茶道には何が必要？

基本的に抹茶があれば、他は家庭にあるもので代用できます。
最近では100円均一などでも茶碗や茶筅などが販売されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【用意するもの】

・抹茶：スーパーでも購入できます。値段はピンキリですが、購入しやすい価格帯ものを選んでみて。
・お湯：電気ケトルやポットで沸かしたお湯で十分です。
・茶碗：本格的な茶碗がなくても大丈夫。お気に入りのカフェオレボウルなどで代用しましょう。
・茶筅：茶碗の中でお抹茶を混ぜるための道具。一般的に竹製のものが多いですが、ない場合はミルクフォーマーでもふんわり泡立てられますよ。

初心者でも簡単！抹茶の点て方

難しそうに思うかもしれませんが、やってみると意外と簡単に点てられます。

【抹茶の点て方】

(1)茶碗に少しの湯を張って茶碗が温まったら、湯を捨て水気を拭き取る。
(2) 茶碗にティースプーン1杯くらいの抹茶を入れる。抹茶を茶こしでふるっておくとダマになりませんよ。
(3) 70℃～80℃くらいのお湯70mlを注ぐ。
(4)茶筅でかき混ぜる。ミルクフォーマーを使うときは、別の深めの器で混ぜてから器に移すとよいですね。

洋食器で抹茶を頂くなら、シンプルな「KINTO（キントー）」のATELIER TETE ボウルがおすすめ。
美しく波打つシルエットや、グラデーションのある色合いがとても美しいアイテムです。やわらかな色合いの器が、抹茶の鮮やかなグリーンを引き立ててくれますよ。

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抹茶のお供に甘い和菓子はいかが？

抹茶の味を一層引き立ててくれるのが、お茶の前にいただくお菓子。植物や景色を表現した小さな練り切りは季節の移ろいを感じられ、見た目にも美しさを楽しめます。

和菓子を載せる器を選ぶときは、手持ちのお皿の中でも和菓子に似合いそうなものを。黒いお皿や、懐紙を連想するような四角いプレートなら、和の雰囲気を感じられるのでおすすめです。

「SyuRo（シュロ）」のせっ器のプレートはこちら

「miyama（ミヤマ）」のカードル 角 プレートはこちら

和菓子に添える黒文字楊枝の代わりに、木のフォークはいかがでしょう。落ち着いた色合いと木の温かみが、和菓子にぴったりですよ。

フルーツやデザートにぴったり！木のフォークはこちら

抹茶はこんな楽しみ方も

抹茶をシンプルに楽しむのもよいですが、たまにはこんな楽しみ方はいかがでしょう？
おしゃれなカフェに行かなくてもお家でおいしい抹茶ラテを楽しむことができますよ。

【抹茶ラテの作り方】

抹茶　大さじ1
砂糖　小さじ2
お湯　120cc
牛乳　5cc
トッピング抹茶　適量

(1)抹茶と砂糖をお茶碗に入れる。
(2)お湯を注ぎ、茶筅で空気を含ませながら混ぜる。
(3)牛乳をレンジで温め、ミルクフォーマーなどで泡立てる。
(4)泡立てた牛乳をお茶碗に注ぐ。
(5)お好みでトッピング抹茶を茶こしを使いふるい掛ける。

抹茶でホッと一息

茶道に興味はあるけれど、正座や細かい作法が苦手…と敬遠していた方も、テーブルで気軽に抹茶を立ててみませんか？　おいしい和菓子と一緒に楽しむことで忙しい毎日に彩りを与えてくれるでしょう。健康や美容効果も期待できるので、ぜひお家時間の楽しみ方のひとつとして取り入れてみてくださいね。