せっ器(炻器)って何?料理を飾る、深みのある器

テーブルウェア

せっ器(炻器)って何?

使い込むほど表情が変わる、せっ器で日々の食卓を豊かに

食事は人の生活に欠かせないもの。嬉しいことがあった日も少しブルーな日も美味しそうな料理を目の前にすると、自然と心が温かくなります。いい食卓には美味しい料理はもちろん、料理を引き立ててくれる食器が重要。

陶器や磁器などさまざまな素材のものがありますが、中でも「せっ器」は優れた素材。使うたび変化していく風合いと、他の素材にはない深みのある質感がいつもの料理をより美味しそうに見せてくれますよ。

磁器と陶器のいいとこどり。温もり感じる素材

磁器と陶器のいいとこどり

せっ器とは、一般的な陶器と磁器の間の性質を持っている素材を指します。生地に含まれる空気穴が少ないため耐水性が高く、陶器に近い質感ながら吸水性はほぼありません。
魅力は、素朴な風合いを活かした味わい深さ。あたらしさの中にもぬくもりを感じられます。

食器選びに役立つ、焼き物の違い

焼き物の種類は大きく分けて3つあります。

【陶器】

陶器

陶土という粘土を主材とし、ガラスの原料になっている石を混ぜ合わせて生地を作ります。
焼き上げ温度は1,100から1,200度程度。
石は粘土の隙間をカバーしてくれますが、この量が少ないので、生地には無数の空気穴ができます。
だから、陶器は吸水性が高く、やわらかな質感なんですよ。

【磁器】

磁器

陶器と原料はほぼ同じですが、石の量が多いのが特徴。
焼き上げ温度は1,200から1,400度程度と陶器よりも高いんです。
石の量によって強度があるから陶器よりも薄く、表面がなめらかなに仕上がります。
ほとんどの場合は電子レンジに対応しますが、金銀の装飾がある場合ははがれてしまうので要注意です。

電子レンジにも対応。KINTOのATELIER TETE ティーカップはこちら。

【せっ器】

せっ器

アルカリや鉄分が多めの粘土を生地の主材としています。
焼き上げ温度は1,200から1,300度程度と陶器と磁器の間くらい。
素材の素朴な質感を活かし、釉薬を使わずに焼き上げる製品が多いです。

迷ったときに参考にしたい焼き物の見分け方

自分で素材を見分けられたら、素材に合った使い方が出来ます。
焼き物には見た目にも特徴があって、ポイントを抑えれば簡単に見分けられます。

陶器は生地自体の強度が低いため、耐久性を上げるために重量感のある作りになっています。そのため分厚く、軽く叩いたときに鈍い音が鳴ります。
磁器は絵付けされていることが多く、鮮やかな見た目が特徴です。陶器に比べて軽く、軽く叩いたときに金属音のような高い音がしますよ。
せっ器は、粘土の素朴さを活かしたマットな質感なものが多いです。軽く叩いたとき陶器よりも少し高い音がします。

個体差や経年変化が楽しめる陶器

和食は基本的に食器を手で持って食べたり、縁に口をつけて汁物を飲んだりします。だから、手触りや口触りにはこだわって作られているんですよ。
主に土からできているから、土の種類や配合によって下地となる色が変わります。色は白や青など約80種類以上もあって、同じ形や色合いでも違いがでるのが面白いポイントです。
無数の空気穴に液体が染み込み、愛用し続けることで色や形に変化が現れます。また、使えば使うほど表面に貫入と呼ばれる亀裂が入り、味がでてきますよ。

熱に強いから直火もOK

身近に使われている陶器として挙げられるのは土鍋です。熱に強く、直火にかけても割れてしまうことが少ないので、冬にカセットコンロでお鍋をするのに良く使われます。保温性が高く冷めにくいから、あたたかい料理に向いていますよ。
しかし、吸水性があるので、水分が残っていると割れやすくなってしまうことも。洗ったあとはしっかりと乾かしてあげましょう。
日本の陶器には、淡くやわらかい質感の下地が特徴の美濃焼や、桃山時代から茶陶などに使われてきた歴史ある唐津焼が有名です。

しなやかな見た目。美しい質感の磁器

美しい質感の磁器

磁器は陶器と同じく土から来ていますが、光に透かすとガラスのように滑らかで美しい見た目をしています。
お手入れしやすく、電子レンジや食洗器も使用可能。シンプルデザインなものも、絵柄のついた豪華なものもあり、好みに合わせて選べます。

シンプルなデザインが美しい、iittalaのティーマ/プレート(17cm)はこちら。

割れにくいから、長く使える

硬さが特徴の磁気は割れにくく、ヒビも入りにくいタフな素材です。日本では400年以上続く有田焼や、伊万里焼にも使われているんですよ。

割れにくいから、長く使える

北欧の食器ブランドとして有名な「イッタラ」のティーマシリーズも磁器を使用しています。シンプルな見た目ですが、可愛らしい色と、考えつくされた美しい設計がポイントの商品です。冷凍庫に直接入れることもできるんです。

北欧を代表する食器ブランド、イッタラのティーマシリーズはこちら。

イッタラのティーマシリーズ

シンプルなプレートはリム付きで料理を引き立ててくれる名脇役。サイズも豊富で、一番大きな26cmはワンプレート料理にぴったり。

どんな料理も映える。ティーマのプレート一覧はこちら。

マグカップは大好きなドリンクをなみなみと注いで

マグカップは大好きなドリンクをなみなみと注いで、ゆっくり楽しめます。

のんびりティータイムに使いたい、ティーマのマグカップ一覧はこちら。

ティーマのボウル

ボウルは2種類の形があり、深めの15cmにはヨーグルトやサラダが似合います。21cmは広がったフチが特徴的。パスタなどをいれるのにちょうどいいですよ。

毎日使いたくなる。ティーマのボウル一覧はこちら。

機能性抜群。料理を作る人にも優しいせっ器

料理を作る人にも優しいせっ器

せっ器は見た目だけでなく使い勝手もいいんです。耐熱温度が高いため、電子レンジだけでなくオーブンにも対応可能なものがほとんど。お皿を移し替える手間がいらないので、調理から配ぜんまでがとってもスムーズなんです。グラタンやクラフティなどの料理もお手の物。表面には細かな凸凹があるので、料理を器から取り出しやすいのも魅力です。

調理にも使える。SyuRoのせっ器 Deep Plate(M)はこちら。

汚れにくいから、お手入れが簡単

せっ器は、たぬきの置物で知られている信楽焼や急須などにも使われている素材なんですよ。吸水性がないため、タレなどをしっかり弾いてくれます。そのため汚れがつきにくく、器に食べ物の匂いが移りにくいんです。日本の伝統技術で作られた日用品をプロデュースするブランド「SyuRo(シュロ)」のせっ器なら、そのまま食洗器に入れることができるのでお手入れも簡単。自然の石や鉄の上に料理を並べるようなイメージで作られたうつわは、日々の食卓を特別なものに変えてくれます。

お手入れが簡単

とり皿などに使える小ぶりなお皿をお探しなら「せっ器 plate S」がおすすめ。醤油皿にもぴったりな大きさです。

小ぶりなサイズがちょうどいい。SyuRoのせっ器 plate(S)はこちら。

SyuRoのせっ器 bowl S

小鉢にちょうどいい深さのあるものが欲しいのなら「せっ器 bowl S」。シャープなフォルムがモダンな印象ですよ。

スタイリッシュな食卓に、SyuRoのせっ器 bowl(S)はこちら。

SyuRoのせっ器 bowl SM

「せっ器 bowlS」よりも高さがある「せっ器 bowl SM」は、スープカップや湯のみに。シンプルだから色んな用途で使えます。

いろいろ使える。SyuRoのせっ器 bowl(SM)はこちら。

SyuRoのせっ器 Deep Plate M

メイン料理にふさわしい食器を探しているなら「せっ器Deep Plate M」。アーティストになった気持ちで自由に食材を盛り付けてみて。

お家ごはんもレストラン級。SyuRoのせっ器 Deep Plate(M)はこちら。

うつわを育てる喜びを感じて

せっ器は革製品のように使うほどに少しずつ表情が変わる素材。油分が染み込み変化していく様を見ると、まるで生き物を育てているような感覚に陥ります。育てる楽しみも味わえるせっ器のうつわを、あなたのコレクションに取り入れてみてはいかがでしょうか。

使うほど自分だけの器になる。SyuRoのせっ器についてはこちら。

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