旬の春野菜を美味しく食べよう。食卓に届く季節の恵み
目次
生命力を感じる春野菜がおいしい季節
ポカポカと暖かく緑が鮮やかに色づく春は、旬を迎える美味しい野菜も豊富です。
旬の新鮮な野菜を食卓に取り入れて、おうちで春を楽しんでみてはいかがでしょうか。旬野菜の種類や、美味しい食べ方をご紹介します。
春野菜の特徴
【柔らかい食感】
春野菜は水分量が多く、みずみずしいのが特徴。食感も柔らかく、食べやすいです。
春キャベツや新たまねぎなどは生で食べることも可能なので、ぜひ素材の味を楽しみましょう。シャキシャキの食感が楽しめます。
【ほろ苦い味わい】
春に多く獲れる山菜には、独特の苦みがあります。この苦味の正体はポリフェノール。
ポリフェノールには、老化や生活習慣病の要因となる活性酸素を取り除くはたらきがあります。春の山菜は、健康に気をつかう方にもおすすめしたい食材です。
【下処理が必要】
山菜には苦味やえぐみが強いものが多いです。
ですが、上手く下処理することで苦味を和らげ、美味しくいただくことができるので心配いりません。
素材の味を楽しむためにも、下処理を必要とする山菜は調理前にひと手間かけましょう。
春野菜の下処理方法と美味しい食べ方
旬の春野菜と、美味しい食べ方を紹介します。
普段はあまり使ったことがない食材にも、この機会にぜひチャレンジしてみてください。
【春キャベツ】
春キャベツは葉が柔らかく、ふんわりと優しく巻かれているのが特徴。
甘みが強いので、ぜひ生のまま食べてみましょう。
■下処理:
使う分だけ1枚ずつ葉っぱをはがし、洗ってから使います。
■保存方法:
芯を下にした状態でポリ袋に入れて、冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。
■おすすめ料理:
シンプルなサラダや浅漬けはもちろん、炒め物に入れてもおいしく食べられます。
【新じゃが】
新じゃがは皮が薄くて柔らかいため、皮をむかずに素材の味をそのまま楽しみましょう。
■下処理:
皮をむいたら水につけてアク抜きをしてください。苦味を抑えることはもちろん、焦げ予防にもなります。
■保存方法:
日の光にあてないよう、新聞紙や紙袋に入れて冷暗所または冷蔵庫で保存します。
■おすすめ料理:
水分量が多いのでシンプルな煮物がぴったり。もちろんバターやのり塩で焼いたりフライにしたりしても美味しいです。
【新たまねぎ】
新たまねぎは皮が薄くて甘味があり、辛みが少ないのが特徴。生のままでも食べられます。
■下処理:
薄くスライスしたら水に浸して、すぐに上げることで辛味がやわらぎます。
■保存方法:
ネットに入れて、日のあたらない外に吊るして保存しましょう。
■おすすめ料理:
新玉ねぎは、煮るよりもサッと炒めた方が甘みが強くなり美味しいです。新玉ねぎならではの、生のままいただくサラダもおすすめ。
【うど】
見た目が白い「軟白うど」と、緑色の「山うど」があり、天然のうどは限られた期間でしか収穫できません。
そのままでも食べられますが、下処理をすることで変色しにくくなります。
■下処理:
アクのある皮を厚めにむいて、酢を入れた水に浸します。
■保存方法:
新聞紙に包んで冷暗所か、冷蔵庫で保存します。日持ちしないので早めに調理しましょう。
■おすすめ料理:
酢味噌を付けてお浸しにするほか、サラダ、天ぷらもおすすめです。
【菜の花(なばな)】
黄色い花が咲く前の、柔らかい芽や茎の部分です。
味はほろ苦いですが、茹でることで甘味が増えて美味しく食べられます。
■下処理:
熱湯に塩を少々入れて茹でます。茎の部分が柔らかくなったら水で冷やしてください。
■保存方法:
テープでまとめてある場合はテープを切ってから新聞紙で包み、冷蔵庫で保存します。
■おすすめ料理:
素材の味を楽しみたい時はお浸しがおすすめ。菜の花は抗酸化作用のあるβ-カロテンを豊富に含むため、たくさん摂取したい場合はβ-カロテンの油に溶ける性質を利用して炒め物にするとよいでしょう。
【ふき・ふきのとう】
昔から親しまれてきた、春の始めに旬を迎える食材です。爽やかな香りと、クセのある苦味が特徴。
■下処理:
苦味やえぐみが強い食材なので、調理前にしっかり茹でこぼしと水さらしでアク抜きをしてください。
板ずりをしてから茹で、水にさらします。アクが強いときや葉柄の太さによっては板ずりをした後も水に入れておきましょう。
■保存方法:
下処理をしてから水を入れた容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
■おすすめ料理:
天ぷらやおひたし、和え物などでシンプルに食べると美味しいです。
【たけのこ】
春の代表的な食材であるたけのこ。一般的なたけのこは「孟宗竹(もうそうちく)」と呼ばれる品種です。
■下処理:
お米のとぎ汁を沸騰させ、茹でることでアク抜きができます。
■保存方法:
下処理したたけのこと水を保存容器に入れ冷蔵庫で保存しましょう。
■おすすめ料理:
香りを楽しみたいのであれば炊き込みご飯、定番の煮物やダシが出る汁ものもおすすめです。
【スナップエンドウ】
絹さやに比べると肉厚で、豆が大きめなのが特徴。鮮やかな緑色で、料理に彩りを追加するのにぴったりです。
「スナックエンドウ」と呼ばれることもあります。
■下処理:
スジを取ってから塩を入れたお湯で茹でます。茹ですぎると食感がなくなってしまうため短時間にしましょう。
■保存方法:
買ってきた状態のままビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存します。
茹でてから冷凍することも可能ですが、風味が落ちてしまうためできればすぐに食べましょう。
■おすすめ料理:
煮物の彩として入れるほか、卵とじ、サラダもおすすめです。
【みょうがたけ】
一般的なミョウガがつぼみのような部分なのに対し、ミョウガタケは若い茎の部分を指します。独特の香りと、食感が楽しめる食材です。
栽培は非常に難しいとされています。
■下処理:
水にさらしてアクを抜きます。気になるようであれば氷水に浸すとより苦味が抜けます。
■保存方法:
乾燥しないよう袋に入れてから冷蔵庫で保存します。
■おすすめ料理:
薄くスライスして薬味として使ったり、お浸しにしたりするのがおすすめ。すっきりとした味わいが楽しめます。
新鮮で美味しい春野菜をより手軽に
【採れたて野菜がいっぱい。東京野菜カンパニー】
旬の新鮮な野菜がセットになって届くサービスです。種類が豊富なのでどれから食べようか迷ってしまいそう。
手間を惜しまずに育てられた、質のよい野菜が食べたい方に便利なサービスです。
旬の春野菜を美味しく食べて、春を感じてみませんか?
旬の野菜は、いつもの食卓にもう一品プラスするだけで季節を直に感じられます。
素材の味を活かしたシンプルな調理で十分に美味しくなるので、使ったことがないからとなんとなく避けていた方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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