長年愛され続けている、モダンデザインのクリアチェア「イームズチェア」

夫婦二人で、家具以外にも、建築物、おもちゃ等のデザインにも携わり、20世紀のデザイン業界を牽引し、後のデザイナー達に大きな影響を与えたといわれています。

そして、1950年代にイームズチェアがデザインされました。

当時は今ほど素材も多くなかった為、その時の最新ガラス繊維で補強したプラスチックを使用したようです。

その後も椅子の形や素材を変えて作られてきました。

デザイナーがデザインした作品は、意匠権が登録されている物が多いです。

登録されている物は、ある一定の期間そのデザインの商品の製作や販売ができません。

期間が過ぎると、リプロダクト品として復刻し、製品化できるのです。

意匠権が切れてから復刻させたものが、リプロダクト品。

コピー品は、意匠権が切れていないのにも関わらず、製品の複製化をしているものの事です。

ポリカーボネートは、プラスチックの1種ですが、プラスチック素材の中でも最高の耐衝撃性を備えています。

そして、耐衝撃性以外にも高い透明度もある事から様々な製品から注目されている素材です。

加工にも優れているので、デザイン性を重視する製品にもとても向いています。

また、他のプラスチックよりも軽量です。

軽くて、丈夫で、透明度も充分な素材のポリカーボネートは

クリアチェアとして満足出来る素材です。

中はこんな感じで座板と脚が入っていました。

ネジやレンチ等の組み立てパーツがついてくるので、ご家庭で用意するものは何もなしです。

脚のところに、ネジやレンチ等の組み立てパーツの入った小袋がつけられていました。

組み立て方ですが、ネジとワッシャーを組み合わせて座板に脚を取り付けるだけ。

私は、娘に抑えてもらいながら取り付けをしましたが、1人でも取り付けは可能です。

4箇所を付属の六角レンチで仮止めした後、最後にしっかりと力を入れて止めていきます。

もっと悪戦苦闘するかと思ったのですが、なんとか10分程度で組み立てる事ができました！

なんと...まぁ。置いただけで一気にオシャレ感が出ました。

何より椅子がクリアなので圧迫感が全くなくなり、この狭いはずのデスク下のスペースさえ広く感じます。

スタイリッシュでとてもカッコイイです！

私はここで普段は趣味のハンドメイドを楽しんでいるのですが、椅子を変えただけでなんだか創作意欲も増してきました。

インテリアに無頓着な我が家も素敵な空間に変えてしまった、イームズチェア。

流石、一流のデザイナーさんの作品としか言いようがありません。

使い心地次第で「使い古しのデスクチェアに戻そう」と思っていました。

でも、実際に座ってみると見事身体にフィットしました。

しっくりきます。

背もたれも丁度いい具合にしなりますし、体重をかけても一気にぐんっと後退してしまう、なんて事もありません。

見ているだけですと、もっとカッチリしていて、長時間座れるような椅子ではないと思っていたのですが、全然違いました。

家の中の見慣れた空間を一気にオシャレに変えてしまう、イームズチェア。

そして、デザインだけでなく、座り心地にもこだわられた形。

何十年も経った現在でも、リプロダクトで手に入るのは嬉しいです。

イームズチェアは、生まれてからずっと愛され続けてきました。

そして、今後もそれは変わる事がないと思います。