#20 蚤の市にいこう
何度も登場してます、ご存知、陶磁器の街グスタフスベリ。そこで週末に開催された蚤の市(Loppis ロッピス)に行ってきました。といっても本当の目的は先日買ったシャンデリアの受け取りと、外でお弁当を食べるため。天気の良い日は次第しだいに貴重なものになりつつあります。
開催者はJetsons Design。昔から色々とお世話になっているオーナーのマグヌスは10代の頃からスティグ・リンドベリの作品に惚れ込みコレクションし出したという人物。自分でお店をやるかたわら、かなり大きな規模の蚤の市、アンティークメッセを開催してきました。
今回の蚤の市は、アンティークやヴィンテージ品ばかりを扱ったものではなく、古着(特に子供服)やおもちゃなど、一般人が品を並べるローカル感あふれる蚤の市です。
僕も以前は蚤の市に来ると全てがお宝に見えたものですが、今ではだいぶ落ち着いたというか、結局のところモノはそんなにいらない、という気持ちになってしまいました。こだわり、っていうのは難しいものですね。ないと退屈だし、あると足を取られるというか(拘る、という漢字自体もなんだかネガティブなイメージないですか)。
といいつつ買ってしまったものが一つ。こちら。Mormorsrutor(モールモーシュルートール。うまく訳せませんが、おばあちゃんの格子編み、という感じかな)。こちらのおばさまのお母様が編まれたものとのことで、約100年前のもの。実は我が家ではまもなく長女が生まれるため、小さな掛け物が必要で探していたところでした。ぴったりの出会い。「大事に使いますね」と受け継いできました。こういうものの増え方は全然OK。
そうそう、こんな看板も。「距離を保ってね。消毒液を使いましょう」あまり距離をとっている感じもないですけどね。マスクも1割いないぐらいの人でしょうか。
結構な人出ではありますが、やっぱり観光客はほとんどいないようです。いつもだったら日本語もちらほら耳にするのだけれど。というわけで、ちょっと写真多めで雰囲気をお伝えしますね。
ホットドッグはスウェーデン人のソウルフード。僕らのおにぎりみたいなものです。
この子、ねだっていた木のミニカーをゲット。
僕らは、この公園のそばでランチボックスを食べましたとさ。
今回はこの辺で。
Take care. Noritake
写真・文:アケチノリタケ
スウェーデン生活は、2007年の北極圏のキルナで、極夜のなか幕開け。月日は流れ、今はストックホルム郊外の群島地域で家族3人の生活です。クラフト、デザイン、ライフスタイルの分野を中心に、日本とスウェーデンの架け橋になるような活動をしています。互いの文化の同じ/違うところにふれながら、自分の輪郭がぼやけていくのを楽しむ日々です。
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