流行りのクラフトビールとは?普通のビールと何が違う?

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クラフトビールとは

知ればもっと美味しくなる。クラフトビールの知識

クラフトビールを楽しめるお店が増え、スーパーなどで見かける機会も多くなってきましたよね。でも、クラフトビールと普通のビールがどう違うのか知っていますか?このコラムを読めばその違いが分かって、ビールを飲むのがもっと楽しくなるはずですよ。

クラフトビールとは?

クラフトは英語で職人技や技術という意味の言葉。クラフトビールはその名の通り、職人によって強いこだわりを持って作られているビールです。小規模生産のブリュワリーが多く、たくさん売ることよりも味を重視して作られているのが特徴。ブリュワリーによって個性が感じられ、飲み比べる楽しみがあります。

クラフトビールの楽しみ方

クラフトビールの楽しみ方

クラフトビールの面白さは味だけではないんです。グラスに注げばその違いに驚くことでしょう。淡い麦わら色、濃い金色、黒色と、様々な色があり、見ているだけでもワクワクしてしまいます。果物の香り、爽やかな香り、甘い香りなど、香りも個性的。味を楽しむときはまず一口。苦みや甘味、後味を感じながらゆっくり味わうのがポイントです。

クラフトビールの歴史

実はクラフトビールには意外と長い歴史があるんです。現在は第3次ブームの真っ只中。これまでのクラフトビールの歩みを遡ってみましょう。

【第1次ブーム】

第1次ブームは1994年の酒税法改正から始まっています。最低製造量の基準が2,000㎘から60㎘に引き下げられたことにより醸造所の数が増えたんです。当時は地ビールとして販売しているところが多く、特産品としての立ち位置にありました。

【第2次ブーム】

地域の特色を活かした美味しいお酒として作られ始めたのは2000年代後半から。国際コンクールでも賞を受賞するほど、味にこだわった商品が注目されるようになってきます。

【第3次ブーム】

2010年代後半から現在です。大手会社が参入し醸造所と飲食店がセットになった店舗がOPEN。海外からもたくさんの商品が流入し、取扱店舗がどんどん増えてきています。

人気再燃の理由は?

クラフトビールが人気を集めている理由

再びクラフトビールが人気を集めている理由の一つに、“お酒を楽しむスタイルの変化”があります。第三次ブーム以前、ビールはキンキンに冷やして飲むのが当然とされていました。しかし、最近では仕事終わりに会社の同僚や上司と飲みに行くという人が減りつつあります。一人でまったり飲む、気の合う仲間とゆっくり飲むというスタイルが一般的になってきているんです。

スーパーで買える大手メーカーのビールは、冷やして飲むことが前提。温まることで苦みが強くなり魅力が半減してしまいます。それに対してクラフトビールは、温度変化によって味が変わることを楽しめる商品が多く、現代のスタイルにマッチしていることから好んで飲む人が増えていると考えられます。

また、地域活性化の鍵としても注目されています。クラフトビールの醸造所は地方に多く、ビールを通して地域の魅力をアピールする例や、特産を活かした製品づくりを行う例があります。そういった地域との相互の関係が、消費者からも好感を得ているんです。もう一つは味。特産品・お土産としてのビールから品質重視でつくられるようになったことで、以前より日本のクラフトビールのレベルが上がって、美味しくなっています。

特徴からお気に入りを見つけて

世界に100種類以上あるクラフトビール

クラフトビールはタイプによって世界に100種類以上あるともいわれていますが、まずおさえておきたいのが7種類。1種類だけ試して「クラフトビールはあんまり好みじゃないかも」と思うのはもったいない!それぞれの特徴を知ってお気に入りを見つけましょう。

【ピルスナー】

金麦色で大手メーカーが販売している商品はこのタイプ。のど越しが爽やかで、キレや苦味があります。

【ペールエール】

初めて飲むならこれ。ちょっと濃いめの味で作り手や原材料の違いで味の変化が楽しめます。

【IPA(アイピーエー)】

最も人気があるタイプ。苦味が強く、後味が爽快。柑橘系のいい香りがするものが多いです。

【ヴァイツェン】

小麦から作られています。苦味がなく飲みやすいことが特徴。フルーティーな味わいです。

【フルーツビール】

名前の通りフルーツを漬け込んだり、絞った汁を使っています。

【スタウト】

真っ黒な見た目が特徴。苦味は全くなく、スッキリとした味です。クリーミーな泡が最高ですよ。

【バーレーワイン 】

アルコール度数が高いのが特徴。熟成されているため苦味は少なく濃厚です。

飲んで美味しい、くらべて楽しいクラフトビール

知識があると実際に飲んだ時の感じ方が違って、楽しみながら飲めるようになります。味を比較して楽しみたいなら飲み比べセットがおすすめ。ビール好きなあの人へのプレゼントとしてもピッタリですよ。同じ種類でもメーカーによって違いがでるから面白いクラフトビール。いろいろ飲み比べてお気に入りの一本を見つけてくださいね。

飲み比べにおすすめのクラフトビールはこちら

※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳中の飲酒は、やめましょう。

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