美味しい日本茶の入れ方と新感覚・抹茶ビールの作り方

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美味しい日本茶の入れ方と新感覚・抹茶ビールの作り方

自宅でゆったり日本茶のススメ

最近急須で入れたお茶を飲みましたか?実は今、日本茶が見直されているのです。
ペットボトルのお茶も美味しいけれど、たまには自宅でお気に入りの茶器を揃えて、茶葉からお茶を入れてみませんか?
今回は、美味しい日本茶の入れ方と新しいお茶の楽しみ方を紹介します。

入れ方も味も様々!日本茶の種類

入れ方も味も様々!日本茶の種類

日本茶と言ってもその種類はたくさんあります。みなさんがよく聞くのはこのあたりでしょうか?

【煎茶】

日光に当てて栽培した葉を新鮮なうちに蒸し、揉んで乾燥させたものです。もっともよく飲まれている緑茶の代表。

【玉露】

日光を受けると茶の旨味成分が渋み成分に代わってしまうため、覆いをし日光を遮り栽培した葉を蒸し、揉んで乾燥させたものです。甘みと旨味が強くでます。

【抹茶】

碾茶(てんちゃ:玉露同様日光を当てずに栽培した葉を揉まずに作った茶葉)を石臼で挽き、粉末状にしたお茶。

【玄米茶】

番茶(新茶以外の茶)と蒸して炒った玄米を混ぜたお茶です。全体に占める茶葉の割合が減るため、カフェインも少なくなります。

【ほうじ茶】

煎茶や番茶を焙煎した香ばしい香りが特長のお茶です。

もちろんそれぞれ味は違っていますが、美味しく飲むための入れ方も違うのを知っていますか?

日本茶の入れ方①美味しくなる水とは?

日本茶を入れるときに向いているお茶は軟水です。軟水を使うことで、日本茶の繊細な味わいを引き出してくれます。日本の水道水は軟水なので、日本茶を入れるのに適したお水だということですね。
ミネラルウォーターを使う場合は国産のものを選ぶと良いです。海外のミネラルウォーターは硬水が多く、日本茶には向いていません

日本茶の入れ方②美味しくなるお湯の沸かし方は?

日本茶の入れ方②美味しくなるお湯の沸かし方は?

日本茶を入れるときに使うお湯は、必ず一度沸騰させたものを使います。水道水のカルキ臭を抜くためです。カルキ臭が残っていると、お茶の香り、味を邪魔してしまいます。沸騰後2〜3分、やかんの蓋を開けて沸騰させ続けます。特にカルキ臭が強いようであれば、5分程度まで沸騰時間を長めにすると良いですよ。

実践・美味しい日本茶の入れ方・煎茶

日本茶の種類によって適正な湯温があり、煎茶では上級茶葉で70度、中級で80〜90度です。熱湯ですと渋みが強く出てしまいます。

・湯を湯呑みに注いで冷ます
湯の計量と湯呑みの温めも兼ねています。

・茶葉を急須に入れる
一人分ティースプーン一杯です。人数分計量します。

・湯飲みのお湯を急須に注ぎ蓋をして蒸らす
1分程急須を揺らさずに蒸らします。

・廻し注ぎ
濃さが均等になるよう少しずつ順に(1→2→3→3→2→1というように)湯呑みに注ぎます。

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耐熱ガラスの急須は中の様子がよくわかり、蒸らし時間の間は変化を楽しめます。

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実践・美味しい日本茶の入れ方・玉露

実践・美味しい日本茶の入れ方・玉露

・湯冷ましに湯を入れる
玉露の適正湯温は50〜60度。低温で旨味を引き出すため湯冷ましを使います。

・湯呑みに湯を移す
湯の計量と湯飲みの温め、湯を冷ますという3つの目的があります。

・茶葉を急須に入れる
一人分ティースプーン中盛り一杯です。

・急須に湯呑みの湯を注ぎ、蓋をして蒸らす
玉露の蒸らし時間は2分〜2分半です。急須を揺らさず待ちます。

・廻し注ぎ

濃さが均一になるよう少しずつ順に注ぎます。

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ナツメの木からできた湯のみです。お茶は冷めにくく、持っても熱が伝わりにくいので熱くありません。素材の温かみも感じられますよ。

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実践・美味しい日本茶の入れ方・ほうじ茶

実践・美味しい日本茶の入れ方・ほうじ茶

・急須に茶葉を入れる
一人分ティースプーン山盛り一杯です。

・熱湯を急須に注ぐ
ほうじ茶は熱湯を使うことで香りが立ちます。

・蒸らす
30秒だけで大丈夫です。

・廻し注ぎ
濃さが均一になるよう順に注ぎます。

お茶を気負わずカジュアルに楽しめるデザインのカップ。ニュアンスカラー3色展開。

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捨てないで!古くなった茶葉も使えます

飲みきれず賞味期限を切らしてしまった茶葉。そのまま捨ててしまうのはなんだかもったいないですよね。飲む以外にも茶葉を活用できますので、古くなってしまった茶葉があれば試してみませんか。

【自家製ほうじ茶】

フライパンに紙を敷き、コンロで炒るとほうじ茶になります。これならまた飲むことができますね。

【茶香炉】

茶香炉で焚くと部屋中がお茶のいい香りになります。優しい香り方なので通常のお香が苦手な方にも取り入れやすいですよ。

【消臭剤】

コップや皿に乗せて冷蔵庫に入れたり、お茶パックに入れて下駄箱に入れるなど消臭剤代わりにもなります。

流行の予感!?抹茶ビールの作り方

流行の予感!?抹茶ビールの作り方

普段から急須で入れた日本茶を飲んでいます、という方にはこちら。抹茶とビールをミックスした、斬新な抹茶ビールはいかがですか?
抹茶特有のほろ苦く繊細な香りが感じられる、少し和風な味のビールが楽しめますよ。カテキンやビタミンCが摂取できて、罪悪感も少なくなります。お家で簡単に作れるので挑戦してみましょう!

・抹茶と少量のビールを混ぜる
ティースプーン一杯の抹茶をグラスに入れ、少量のビールを加え混ぜます。ダマができないよう注意。

・ビールを注ぐ
最初は勢いよく注ぎます。泡がたくさん立つので、泡が半分くらい消えてきたら今度は静かに注ぎます。

抹茶の代わりに粉末緑茶でも作れます。粉末緑茶はスーパーなどでも取り扱いがあり手に入りやすいですし、抹茶に比べると安価なところが嬉しいですね。
ビールの代わりにノンアルコールビールを使っても美味しくできます。アルコールが苦手な方にも飲みやすくなります。

抹茶ビールにおすすめのクラフトビール

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知ってほっこり楽しい日本茶ライフを

日本茶の美味しい入れ方と新しい楽しみ方について紹介しました。急須を使ってお茶を入れることに馴染みがないという人も今は多いようです。だからこそ新鮮で、気に入った茶器を探す時間も丁寧にお茶を入れている時間も、きっとほっこりできる素敵な時間になりますよ。

抹茶ビールのような新しい飲み方もこれから色々と出てきそうです。日本茶を、普段の生活のなかに取り入れてみませんか?

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