毎日の暮らしを彩るインテリアに。アート作品のように美しいフラワーベース

インテリア

2020.06.04

一輪でも部屋にお花が飾ってあると、見慣れた自分の部屋も、どこか明るく優雅な雰囲気になるものですよね。常にお花がある生活はとても素敵ですが、どんなお花にも合わせやすく、部屋の雰囲気にもなじみやすい花瓶（フラワーベース）を用意するのって、実は意外と難しいもの。
そこで今回は、お花がないときにはインテリアとしても飾っておけるような、dottirの美しいフラワーベース、Pipanella Dottedをご紹介します。

女性デザイナーが手掛ける北欧ブランド「dottir」の魅力

dottir (ドティエ )とは、13年の歴史を持つ海外の陶磁器ブランドです。2007年にデンマークで生まれ、繊細で気品あるたたずまいでありながら独創性もあわせ持つドティエらしい世界観は、設立当初から多くのファンを魅了しています。

そんなドティエ独特の世界観をつくり出しているのは、女性デザイナーのトーラ・フィンドティエ。デンマーク王立芸術アカデミーで腕を磨いた彼女の出身は、アイスランドです。アイスランドといえば、雄大な自然に囲まれた美しい国として知られています。彼女が手掛けるドティエの陶磁器には、彼女にとって親しみ深いアイスランドの美しい大自然の要素が詰まっているのです。

柔らかな風合いと優しい色味の個性的なデザインに加え、機能性も抜群

ドティエのデザイナーであるトーラ・フィンドティエは、陶磁器をデザインする際、その“もの”が持つ個性的なストーリーと、用途から見た機能性を重視しているそうです。

今回ご紹介するPipanella Dotted（ピパネラ・ドット）のフラワーベースも、奇抜なフォルムをしているわけではありません。むしろ形状だけ見ると、スタイリッシュで機能的です。

しかし、やわらかな風合いとやさしい色みには雄大な北欧の自然が現れていますし、細かく繊細な模様からは美しさと気品を、個性的なフラワーのデザインからはファンタジーチックな独特の世界観を感じます。かといって、真の主役であるメインのお花より強く主張することはなく、むしろ活けるお花の魅力を引き立ててくれます。

インテリアとして飾るだけで、日常が華やかに

陶磁器をつくる過程では、釉薬（ゆうやく）という薬品が大きな役割を果たします。釉薬は“うわぐすり”ともよばれ、素焼きの状態の器に塗る薬品です。釉薬を塗って器を焼き上げることで、ガラスのような透明度のある質感が生まれます。

ピパネラ・ドットのフラワーベースに施された細部まで細やかなデザインは、実はこの釉薬の使い方に秘密があるのです。素焼きの状態の花瓶全体に均一に釉薬をつけるのではなく、職人が一つ一つ丁寧に、濃淡をつけながら釉薬をつけていくので、焼き上がった完成品では繊細なタッチを表現することができています。

お花を飾るためのアイテム、というよりも、アート作品といえそうなほどデザイン性の高いドティエのフラワーベース、ピパネラ・ドット。カラーや大きさのバリエーションも豊富で、きっとあなたの好みにぴったりと合うものが見つかります。

たとえお花を活けていなくても、部屋に飾っておくだけで、日常の中にちょっとした贅沢をプラスすることができますよ。

今回ご紹介したフラワーベースに名づけられた「Pipanella （ピパネラ）という言葉は、ルリハコベの花を意味する「Pimpernel（ピンパネル）」から生み出された造語だそうです。美しさの中にも個性とアーティスティックな遊び心のあるデザインが、フラワーベースのネーミングにも表現されていますよね。

「毎日お花を飾ることができればいいけれど、なかなかそんな習慣はない」という方でも、プレゼントにお花をいただいたときなど、お花が引き立つ花瓶があるといいな、と思いませんか？
ドティエのフラワーベースならお花がないときでも、インテリアとしてお部屋になじみつつ、まるで特別なアート作品のように、贅沢な雰囲気を演出してくれます。ぜひ、手に取ってみてくださいね。