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キッチン2021.03.09
キッチン
2020.11.02
目次
スッと流れるような曲線が美しい「DYK(ダイク)」の包丁。
一般的な三徳の他に刃渡りの長い牛刀や、一回り小さな小型三徳など種類がたくさんあって、どのように選んでいいのか悩んでしまいますよね。
「株式会社髙儀(たかぎ)」の竹田紘子さんに、DYKについてあれこれ詳しくお話を伺いましたので、ぜひ包丁選びの参考にしてください。
私たち株式会社髙儀は、もともと、のこぎり鍛冶として創業し、現在は大工道具を中心に製造メーカーおよび問屋として発展してきました。女性だと大工道具ってなに?という感じだと思うんですけれど、のこぎりとかカンナ、金づちとかをイメージして頂ければ分かりやすいかと思います。
大工道具は一般の方が頻繁に使う道具ではないので、もう少しお客さんと接する道具を作りたいという想いから、キッチンツールに着目しました。
2019年に発売されて1年弱立ちますが、30代~40代くらいの年代の方が多いようです。男性の購入者の方も多いのがDYKの特徴かなと思います。割合でいうと女性6、男性4くらいですね。
男性雑誌にもよく「男のキッチンツール」といった形で取り上げていただくこともあります。DYKには黒い包丁もありますので、男性の方でも手に取りやすいのかなという部分がありますね。
1番はデザインの美しさがポイントだと思っています。曲線だったり、持ち手が斜めになっていてカッティングが特徴的なのがこだわりポイントの一つです。
そうですね。もともと我々にキッチンツールをデザインするというノウハウがなかったので、いろんなご紹介を経て、プロダクトデザイナーの鈴木啓太さんにも入ってもらって包丁を作ろうということで動きました。
カラーリングもDYKの特徴の一つです。特にブラックは珍しいんじゃないかと思います。
刃の部分だけとか柄の部分がデザインが凝ったものというのはありますけど、一体柄の包丁でオールブラックはなかなか見かけませんよね。
ブラックはステンレスに黒色の塗装を焼き付けて着色しています。普段の料理で使っていただく分には、この塗装が剥げるといった心配はほとんどありません。ただ、砥石で研いだり、硬いものが当たったりすると、どうしても塗っているものではあるので、落ちることはあるかもしれません。
シルバーは素材そのものの色になります。ぴかぴか輝くように磨きの工程はかけております。素材そのもののシンプルさをお楽しみ頂けます。
ブラックが人気ですね。最近キッチン設備メーカーの方とお話した時に、モノトーンのキッチン台や棚などが人気のようで、女性でも黒とかシックなお色が好きだという方も多いそうです。キッチンのインテリアに合わせてコーディネート出来るキッチンツールを選んでいただいているのかもしれません。
グリップの部分ですね。ストレートの円筒形の形状は、どんな持ち方でも握りやすい形です。右手左手どちらでもいいですし、皮むきなどの際に持ち上げて切っていただくときも握りやすいですね。
凹凸などが無いので、「ツルっとして滑りやすくないですか?」と質問を頂くことがあるんですけど、柄尻に向かうにつれて太くなっているので手が抜けにくいんです。しっかり握れるグリップというのが特徴ですね。
あとは、一体構造なのでキレイに洗えるというところで喜ばれていますね。木の持ち手のものだとカビが生えてきちゃったりすることもありますが、DYKの包丁は一体型でつなぎ目が無いので、汚れが溜まったりカビが生えたりというのがありません。また、食洗機でもお手入れいただけます。
柄の部分がお菓子の「もなか」のように空洞になっているので、重たいということはないかと思います。料理していると、意外と包丁を持っている時間が長いので、軽いと疲れにくいですよね。食材ごと持ち上げて皮をむきやすいっていうのもポイントかなと思います。
ステンレスにも色々種類があるんですけれども、モリブデンバナジウム鋼という素材を使っています。ステンレス素材の中でも切れ味の良さや、お手入れのしやすさが特徴です。
ご家庭で様々なお料理をされると思うんですけど、そこで使っていただく食材に一通り適応するラインナップを揃えています。
基本的には食材によって使い分ける形になります。刃渡りが長い牛刀は、大きな魚とかお肉の塊を切っていただく時に特におすすめ、果物の皮むきや小さな野菜などを切るにはペティナイフが使いやすいと思います。
こちらは皆さんもご存じのパン切りですね。これは刃の形状が波なみになってまして、刃渡りが長いので、食パンなどの大きなものにも適しています。
あとは、お客様自身で使い慣れたサイズを選ぶのもアリかと思います。
どのご家庭でも皆さんお持ちだとは思いますけど、一番最初ならやはり三徳包丁です。
既に三徳包丁を持っていらっしゃる方ですと、小さなサイズの小型三徳とかペティナイフですね。小型三徳は最近売れ筋で人気なんですよ。コンパクトキッチンをお持ちの方やアウトドア向けにご購入される方が多いです。
さっと出してさっと洗えるので、小さいまな板を使う場合などに便利です。
DYKの包丁に限ったことではないんですけれども、使用後はできるだけ早く汚れを落としていただくのをおすすめしています。どうしても素材が金属になりますので、水気をよく拭いて乾燥させることが、サビの発生を防いで清潔に使うのに大事ですね。
また、DYKの包丁は食洗機にも対応していますので、毎日食洗機に入れて頂いても問題ありません。
切れ味が悪くなったかなというタイミングで大丈夫です。料理人の方だと毎日お手入れされるようですが、一般のご家庭なら少し切れなくなってきたかなというタイミングで大丈夫かと思います。
切れ味をよくしたいときのお手入れであれば、市販されているシャープナーなどで良いと思います。ただ、刃を研ぐということになると砥石を使って頂くのが一番よいですね。
なかなか包丁研ぎってやらなくなりましたよね。砥石ってハードルが高いものというイメージの方も多いと思います。刃の鋭さを出すには、砥石に当てる角度が大事ですが、慣れるまでは少し大変かもしれません。
ご紹介しているDYKの包丁に関しては、商品のご購入の際に初回無料の刃研ぎカードがついています。職人による刃研ぎサービスを行っておりますので、ぜひご利用いただけたらと思います。
包丁を研ぐと切れ味が良くなるので長持ちする道具ではあるんですけど、研いでいただけるのって刃の部分だけなんですね。刃の上の部分に食材がぶつかって、さびが出てきたり、変色してきたりすることがあるんです。みなさんお使いいただいている包丁をよく見ると、ちょっと色が変わってきたと感じる部分があるかもしれません。そういうのが出てきたりすると買い替えのタイミングなのかなと思いますね。
あとは包丁の状態だけではなくて、ライフスタイルに合わせて買い替えるのもアリかと思います。お友達がよく遊びにいらっしゃって料理をたくさんする方なら三徳を買い足したりとか。お子さんが独り立ちして夫婦二人になって料理の量が減った方はちょっと小さめのものに買い替えたりとか。生活の変化ということで、いろいろ選び方が変わってきてもいいのかなと思います。
一般的にはなりますが、料理研究家の方とお話したときに、木のまな板だと刃当たりがやわらかいので、刃が傷みにくいとおっしゃってましたね。ただ、どうしても木のまな板ってかびが生えたり、傷がつきやすかったりはするので、使いやすさという面ではプラスチック製のものを選ばれる方も多いようです。利用シーンやお好みで選んで頂ければと思います。
切りにくい食べ物を上手に切る時のコツとしては、食材の大きさに合わせて包丁を選ぶというのが一番大事かなと思います。
例えば、丸ごとの大きなかぼちゃだと、刃渡りの長いものを選んだ方が、包丁を動かす回数も少なく済んだり、力を入れやすかったりするのでいいのかなと思います。
あとは切れ味も大事ですね。皮つきの鶏肉とか確かに切りにくいですよね。そんなときも切れ味がよければスムーズかと思います。
パン切り包丁を使うだけでも全然違うと思います。今は食パンブームで、だいぶ普及しましたよね。私もパン切り包丁を持っていないときは三徳を使ったりしてたんですが、普通の包丁だとやっぱりどうしてもパンの繊維を潰してしまうんですよ。
パン切り包丁を使ってなるべく細かく前後に動かしながら切ると、繊維を断ち切らず、柔らかいものでもふんわり切れますね。
ゆで卵って刃に黄身がついて切れにくいですよね。それって、切れ味のいい包丁を使うといいかもしれません。シャープに刃が入っていくと黄身がつきづらいのではないかと思いますね。
一体柄で、丸ごとさらっと洗えるのがいいですね。
料理をしてると何度も洗うので、スポンジをさっと往復するだけでよくて、水切れが良いのでそのあたりがスムーズにできるのがいいですね。
たくさんの質問に快く答えていただきました。
竹田さんご自身もDYKの包丁を愛用されているとのことで、実際のリアルな声も伺うことができました。
お話させていただく中で、DYKや包丁のことを愛されているんだなと伝わってきましたよ。
美しさと高い機能性を兼ね備えたDYKの包丁を、ぜひ手にしてみてはいかがでしょうか。
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