集中豪雨に備える。すぐにでも始めたい大雨対策

ライフスタイル

集中豪雨に備える。すぐにでも始めたい大雨対策

梅雨から夏、秋にかけての大雨対策はどうすればいい?

日本の降水量は、世界の平均降水量の約2倍の多さということをご存じですか?

春から梅雨、秋にかけて雨が多い日本。
近年はゲリラ豪雨の被害も深刻化しています。

毎日天気予報をチェックして大雨への備えをするのはもちろん、大雨の災害の対策も行うことが大切です。

集中豪雨とは?大雨がもたらす危険性もチェック

集中豪雨とは?大雨がもたらす危険性もチェック

「集中豪雨」とは、梅雨前線の停滞や台風の接近が原因で、狭い範囲に集中的に数時間にわたって降る大量の雨のことをいいます。

ちなみに、「ゲリラ豪雨」は集中豪雨の形態のひとつです。

集中豪雨は、梅雨の終わり頃、日本列島の近くに前線が停滞して大気の状態が不安定になるときに起こりやすくなります。
突然空が真っ暗になって強風が吹き、雷鳴や稲妻が発生するのは集中豪雨の前兆です。

また、同じ場所で大雨が降り続ける「線状降水帯」は、土砂災害などの甚大な被害を受ける可能性が高いので特に注意が必要です。

大雨対策①天気予報やアラートを見よう

大雨対策①天気予報やアラートを見よう

雨が多い時期は、「朝は晴れていたのに、突然大雨が…」ということもあります。天気予報やニュースで、「大気の状態が不安定」「天気の急変」などの表現があるときは特に注意しましょう。

ほかにも、天気予報や気象庁が発表している、雨に関する用語を知っておくと役に立ちます。

【気象庁による大雨警戒レベル】

住民がとるべき行動を直感的に分かるようにレベル分けしています。
レベル4以上は、自治体が避難指示を発令する目安となるレベル。災害が想定される地域のすべての人が避難の対象です。

・レベル1とレベル2→気象庁が発表する注意報等にあたり、避難行動の確認等を行う段階
・レベル3→高齢者や体の不自由な方が避難を開始する段階
・レベル4→全ての人が避難をする段階
・レベル5→既に災害が発生している段階

【天気予報の雨の強さの表現】

天気予報では、雨の強さの表現が一定の基準で決まっています。外出を控えるかどうか、レインコートを着るかどうかなどの目安として役立てましょう。

やや強い雨
ザーザーと音をたてて降る雨のこと。屋外だと話し声が聞こえづらいです。

強い雨
さらに強くどしゃぶりになると、車のワイパーを早くしても見づらい状態です。傘をさしていても濡れてしまうでしょう。

激しい雨、非常に激しい雨
道路が川のようになり、バケツをひっくり返したような状態に。特に「非常に激しい雨」になると、傘はまったく役に立ちません。視界も悪くなるため、車の運転は避けましょう

猛烈な雨
息苦しくなるほどの強い雨で、恐怖を感じます。

大雨対策②危険な場所を把握しておこう

大雨対策②危険な場所を把握しておこう

普段から、川や用水路などの場所を把握しておき、大雨の時には危険な場所に近づかないようにしましょう。

地下ガレージや地下街なども、あっという間に雨水が流れ込んで浸水してしまうので注意が必要。
自治体のハザードマップから土砂崩れが起きそうな箇所をあらかじめチェックしておくことをおすすめします。

大雨対策③非常時の持ち物をそろえよう

大雨対策③非常時の持ち物をそろえよう

日本は災害が起きやすいので、雨の備えに限らず数日間の必要最低限のアイテムが入った非常用持ち出し袋は必須です。
大雨が降ることが予想されるときは、いつでも持ち出せる場所にスタンバイしておくと安心ですよ。

定期的に中身をチェックしたり交換したりするのが大変…という方は、防災グッズのセットがおすすめ。手軽に必要なものがそろいます。
一つひとつチェックする手間が省けて、入れ忘れも防げますよ。
防災セットはこちら

大雨対策④避難時の服装に気をつけよう

大雨の避難の時には上下が分かれているレインコート

大雨の避難の時には、上下が分かれているレインコートなど、動きやすい服装が基本です。
足元は水に強い長靴よりも、歩きにくい地面を滑らずに歩ける、ひもで締められる運動靴かトレッキングシューズがおすすめ。

防水ジャケットは、ゴルフや登山などのアウトドアでも活躍するので、1着あると便利ですよ。
大雨のなか屋外に出なければならないときも、服が濡れて体温が奪われる心配がありません
防水ジャケットはこちら

万全の対策で大雨から身を守ろう

最近の水害の多さを見ていると、梅雨の時期、台風の時期には特に大雨対策がマスト。
天気予報に注意して、早め早めの行動と対策をとりましょう。
日頃から、災害から命を守る行動を心がけてくださいね。

RELATED ARTICLES

PICK UP