ヒートショックとは?40代以上の女性が知っておきたい3つの予防策

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ヒートショックとは?40代以上の女性が知っておきたい3つの予防策

「ヒートショックは老人が起こすもの」と思っていませんか? 実は、ヒートショックは40代でも起こす可能性があります。特に注意が必要なのは、体温の上下しやすい場所。家の中であれば、脱衣所や浴室、トイレなどですね。

そこで今日は、ヒートショックが起こる原因と3つの防止策をご紹介します。健康状態に不安がある人や家の中で寒暖の差を感じる人は特に、この記事を参考に取り組んでみてください。

ヒートショックとは?まずは原因と危険性を理解しよう

ヒートショックとは、急な温度変化が引き起こす健康障害のことです。

気温や室温などの影響で体温が急に変化すると、それに伴い血圧も大きく変化します。その差が大きければ大きいほど、血管や臓器にショックを与えるのです。

ヒートショックが引き起こす疾患には、例えばこんなものがあります。

・心筋梗塞
・脳梗塞
・脳卒中(脳内出血)
・貧血、失神 など

ヒートショックにより目まい立ちくらみといった症状が出た場合、そのまま意識を失ってしまう恐れがあるため要注意です。頭の打ち所が悪ければ、そのまま亡くなってしまう可能性すらあります。

そしてもう1つ注意しなければいけない点が、ヒートショックを起こすのは高齢者だけではないこと。特に女性は室温の差で血圧が上下しやすいため、注意しなければいけません(※1)。

中でも特に注意が必要なのは、これらに当てはまる人です。

・糖尿病、高血圧、不整脈などの疾患を抱えている
・健診で心臓、肺、気管などの機能を指摘されたことがある
・太り気味、または肥満症と診断された
・定期的に健康診断を受けていない
・食事や飲酒の直後に入浴をしがち
・お風呂の温度は高めが好き
・部屋によって温度差がある家に住んでいる
・1人暮らしをしている
・深夜や早朝に入浴することがある など

ではヒートショックを防ぐには、どのような方法が効果的なのでしょうか。

今日から実践!ヒートショックの予防策3選

ここからは、ヒートショックの予防策を3つご紹介します。

40代以上の女性に関係のあることばかりですので、思い当たるフシがある人は以下を参考に取り組んでみてください。

その1.家の中に寒い場所を作らない!浴室や脱衣所は特に要注意

まず取り組みたいのは、家の中に寒い場所を作らないこと。

家の中で寒い場所といえば、

・脱衣所、浴室
・トイレ
・キッチン
・廊下
・玄関

などが代表的です。

これらの場所の室温と、リビングや寝室などの室温を測ってみてください。両者の差が5度未満であれば、ほぼ理想的といえる状況です(※2)。

中でも脱衣所や浴室、トイレなどは脱衣をする関係上、体温が影響を受けやすい場所と言えます。そのためこの3か所については、特に注意しなければいけません。

これまであまり気にしてこなかった人は、ぜひこれを機に部屋ごとの室温を測ってみてくださいね。

シャワーを使うと効率的!短時間で室温を上げる方法をご紹介

脱衣所や浴室の室温を上げるには、お湯をためる時に浴槽のふたを開けておくほか、シャワーを使ってお湯をためたり、しばらくシャワーを出したままにしておいたりするのがオススメ。

室温が早く上がります。

この際、浴室のドアを開けっぱなしにしておくと脱衣所も一緒に暖められますね。

ヒートショックの予防策。シャワーを使うと効率的!短時間で室温を上げる方法をご紹介

またトイレでは便座や足元を温かくするほか、窓がある場合には窓に断熱対策を施しておくことも重要なポイントです。

小型のヒーターを購入し、寒い時期や寒い時間帯にだけつけておくのも良い方法でしょう。人感センサー付きの製品もありますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

その2.入浴のタイミングは意外と重要!適したタイミングで入浴しよう

2つ目の対策方法は、入浴のタイミングに気を配ることです。

飲食や飲酒の後は血圧が下がりやすい状態となっているため、入浴には向いていません。食事をした後は1時間以上、飲酒の後は最低でも3~4時間以上は時間を空けて入浴するのが好ましいでしょう(※3、※4)。

また、早朝や深夜といった寒い時間帯に入浴をしないよう心掛けることも大切です。特に1人暮らしの場合、万が一の時に誰にも気付いてもらえないケースは少なくありません。

寒い地域にお住まいの人は特に、なるべく暖かい時間帯に入浴を済ませておくとよいですよ。

その3.お風呂の温度は40度以下が理想的!ぬるめのお湯に漬かろう

最後にご紹介するのは、お風呂の温度にまつわる対策です。

熱いお風呂は心臓への負担が大きいため、お湯の温度は40度以下が理想的(※5)。また入浴時には足先や指先などからお湯を掛けて、徐々に体を慣らしていくことも大切です。

その他には

・首まで漬からない
・急に立ち上がらない
・入浴の前後に水分を補給する

などを心掛けることでも、ヒートショックは予防できます。

ヒートショックは生活習慣や自律神経を見直すことでも防げる

今日は、ヒートショックが起こる原因と3つの防止策をご紹介しました。今回ご紹介した対策は入浴にまつわるものがメインですが、外出時に体温が激しく上下しないよう気を付けることも大切です。

また、生活習慣の改善自律神経の調整などを心掛けることでもヒートショックは防げます。健康状態に不安のある人や家の中で寒暖の差を感じる人は特に、ぜひ今日から実践してみてくださいね。

執筆:永瀬 なみ(コラムライター・カウンセラー)

【参考元】
(※1)住宅の温熱環境と健康の関連(PDF)|国土交通省
(※2)【熱と暮らし通信】 「入浴習慣」と「入浴時のヒートショック」に関する意識調査|リンナイ株式会社
(※3)未然に防ぐ。ヒートショックのしくみと予防法まとめ|LIFULL介護
(※4)飲酒後の入浴は危険 「ぬるめシャワー」でリスク軽減|日経Gooday 30+
(※5)ヒートショックとは|済生会
交通事故死より4倍多い! 冬場に多発する「ヒートショック」の予防と対策|テレ東プラス

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