『今年はじめての屋外コーヒー』

北欧 フィンランドからの手紙

マイナス3℃でしたが、屋外コーヒーびらきをしました。

海はまだ凍ってるけど太陽の力がどんどん強まっているのを感じます。寒いけどまぶしい。なんだか不思議な感覚です。

パリに住んでいた時にも感じましたが、ヨーロッパの人は外でコーヒーを飲むのがお好き。

日差しを避ける場所を選んで座ったり、日傘をさしたりして歩く日本ではあまりない感覚かな、と思ったけど、ふと気がつきました。ぽかぽかと陽が当たる縁側でお茶をすすってぼーっとするあの穏やかな感じ。あれです。あれが、テラスでコーヒーを飲むのと似ているのです。なので冬が終わりかけると、みんなこぞってテラス席に行きたがります。ちょっと寒くても分厚いコートを着てマフラーをぐるぐる巻いて、「いける!!」っていう意気込みで。

ちょっとニョッキが食べたくなったので、夫に作ってもらいました。

夫はリクエストすると喜んで作ってくれるタイプの人です。なのでリクエストしやすいです。

猫のてんぷらに席を取られた。

最寄りのイタリアンジェラート屋さんでかわいいジェラートが売っていたのでつい買ってきてしまいました。ベルガモット、クレメンタイン、レモン。中には果汁たっぷりのジェラートが詰まっています。

ジェラートをどしどし買うようになったら、冬を抜け出した気持ちもさらに強まりました。まだ雪降る日もありますが、元気に春を迎えられそうです。



写真・文 : 吉田 みのり

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