『ギリシャ人が営むヘルシンキのカフェ、Cafetino』

ちょうど2年前の今頃、ギリシャに行きました。1か月ほど山奥にあるオーガニック農家に滞在してエコロジカルな暮らしや農業を学び、毎朝早朝からトマトや豆を収穫したり、土を耕してレタスやジャガイモなどを栽培したりしました。

それ以来ギリシャの大ファンで、ことあるごとにギリシャ料理を家で作ったりしてギリシャに想いを馳せていました。

先週、ヘルシンキ在住の日本人のお友達に誘われてUudenmankatuにある小さなカフェ「Cafetino」に行ってみたら、ギリシャ人の男性が一人で経営しているカフェでとっても嬉しくなりました。美味しいコーヒーだけではなく、ギリシャサラダやトマトやパプリカの中身をくり抜いて米とハーブを詰めてオーブンでじっくりと焼くギリシャの定番料理・イェミスタ、最も有名なギリシャ料理でお馴染みのムサカ、ギリシャ版ラザニアのパスティチオなど料理も充実しています。

店主の笑顔がまたたまらないのです。小さい店内には店主の友達と思われる男性たちがいつもたむろしていて、心地よいギリシャ語が交わされていていかにもギリシャ。

コーヒーも美味しいし、ご飯もとっても美味しいので、発見してからというもの結構通っています。同じ道には以前に記事で紹介した「BUD Helsinki」という私の大好きなお花屋さん兼ワインバーもあるので、コーヒーの後はお花を買ってワインを飲む、という自分コースを作っています。

文 ： 吉田　みのり