一つのジュエリーが社会を変える可能性を秘めている・フィンランド発のサステイナブルジュエリーブランドAida Impact

北欧 フィンランドからの手紙

先日フィンランドのローカルブランド、Aida Impact のパールのピアスとネックレスのセットを購入しました。Aida Impactは、ジュエリーを通してサスティナブルな社会を創生していくことを目的にしたユニークなブランドです。

ヘルシンキのスタジオですべてハンドメイドで作られるジュエリー。従業員はすべて女性で、ほぼ母親、移民、または難民という構成。新しい地でキャリアを積むための一つの道しるべでありたいという信念。もちろん創立者も女性。そんなエシカルで革新的な理念を持つ会社です。また、サステイナビリティを主眼としているため、原材料の仕入れ流通の透明化をはかっている点も魅力的。できるだけリサイクルされた材料を使用することもテーマの一つとして掲げています。

(写真は公式Instagramより)

ソーシャル・ジャスティス(社会的正義)、多様性、美しいものへのリスペクトを価値基準に置き、「一つのジュエリーが社会を変える可能性を秘めているかもれしれない」という理念のもと、ハンドメイドの美しいアクセサリーが小規模で生産されています。

(写真は公式Instagramより)

Aida Impactが重きを置いているのはパールのジュエリー。真珠は宝石などのストーン系に比べてエコロジカル・フットプリントが少なく、また汚染されていない海でしか採れないことから生態系破壊を食い止める一つの糸口になるのではないかという期待も込められているそうです。

(写真は公式Instagramより)

実は、パールのジュエリーを自分で買ったのは初めてです。普段使いもできるので、仕事の際もよく身に着けるようにしています。大切な思いがこもったエシカルなアクセサリーを身にまとうと、なんだかちょっと心が洗われるような気持ちになって、思った以上に良い買い物でした。

文 : 吉田 みのり

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