日本酒に手巻き寿司、ティーカップに盛られたこだわり手作り麵の塩ラーメンに生牡蠣に…自由な発想で日本の味が楽しめるヘルシンキの不思議なお店「Luovuus Kukkii Kaaoksesta」へ

友達のヘンッカがヘッドシェフを務めるレストラン「Luovuus Kukkii Kaaoksesta」が先週ヘルシンキの中心地にオープンしたので行ってきました。ヘルシンキの多くのレストラン業界の人々にとって待望のレストランのオープン、その理由は街のスターソムリエであるサムが自分のお店として初めて開くお店だからです。

長い間、自分のお店を開くのが夢だったサムのコレクションがレストラン中に飾られていて、少しカオスなのがまた楽しいのです。レストランの名前「Luovuus Kukkii Kaaoksesta」はフィンランド語で「創造性はカオスから花開く」、まさに名は体を表すとはこのこと。

ワインと日本酒の品揃えは素晴らしく、それらに合う美味しい料理がたくさん楽しめるようなスタイルです。牛タタキ、生牡蠣、手巻き寿司など、日本にインスパイアされた料理もたくさん楽しめます。中でも毎朝サムが手作りするという自家製麺のラーメン的な料理は、超絶に美味しいです！鶏の旨味がしっかり詰まった塩ラーメン的な一品で、ティーカップに盛られて出てくるのが自由です。

他にもポークハンバーガーやコルシカのコッパハム、焼酎を使ったハウス・ロンケロ（フィンランドのグレープフルーツ酎ハイみたいな飲み物）など美味しいものなら何でもありの、どこまでも自由なスタイル。くるくる回って楽しませてくれるサムの接客だけでも行って良かったと思える価値ありの、ユニークなレストランなのでおすすめです！

文 ： 吉田　みのり