『簡単でほっこりあったか。秋の野菜で作る、元気なビタミンカラーの美味しいスープ』

北欧 フィンランドからの手紙

最近は毎日毎秒と仕事ばかりの日々に追われております。でも通勤時にふと見る光、空、空気、香り、そんな些細なものが心の端っこをそっと掴んで「世界って美しいよ」と話しかけてくれてるような気がして、嬉しくなる瞬間が毎日必ずあります。ヨーロッパの秋はいつもどこか物悲しくて、てもとびきり風情があって、きっと永遠に大好き。

秋の野菜といえば、ビーツ、カボチャ、サツマイモ、人参、長葱など、土の栄養をたっぷりと受けた美味しくて甘い根菜。オーブンローストにするのとスープにするのが一番美味しいと思うのですが、今回はビーツとサツマイモ、長葱と人参を使ったとっても簡単なスープの作り方をご紹介します。

①ビーツとサツマイモと人参は茹でて柔らかくし、ひと口大に切る。

②玉ねぎと長葱(leek)はみじん切りに切る。

③鍋にたっぷりのバターとオリーブオイルを入れ、玉ねぎと長葱を中火で根気よくしんなり炒め、人参を加える。

④ビーツと人参とサツマイモをブレンダーなどでピュレ状にして③に加え、ココナッツミルクを適宜加える

⑤スープストック(コンソメ)を④に加え、時折混ぜながら5分ほど煮る。

⑥塩胡椒で味を整え、ライムのしぼり汁を少し入れて出来上がり。

身体にしみ込む優しい味です。フィンランドの秋はもうすぐおしまい。長く厳しい冬を乗り越えるための元気をスープからもらいます。

文 : 吉田 みのり

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