ヘルシンキで日本食を売るポップアップショップ

北欧 フィンランドからの手紙

3月からほぼ毎週日曜日、日本食を売るポップアップショップをしています。3月はこのようなメニューでした。

4月はロケーションを変えて、Kruununhakaという地域にあるKuurnaというレストランを借りて行いました(Kuurnaのことは以前こちらの記事でもご紹介しています)。

日曜日は毎回とびきり朝早くに起きて仕事をしなくてはならないのですが、レストランは美しい歴史的な建物が並ぶ地区にあり、ドアを開けるとウスペンスキー寺院と海が見えるので、そこで働けるということだけでも幸福な気持ちにもなれます。

ちなみにウスペンスキー寺院はロシア正教会の大聖堂です。建設当時フィンランドの君主だったロシア皇帝アレクサンドル2世を祝福する記念銘板が大聖堂の背中に置かれていて、近くにあるヘルシンキ大聖堂に比べて内部も豪華絢爛。ヘルシンキを訪れた時は両方を訪ねてみてください。

話は戻って、ポップアップショップ。

1週目はKatsu Sunday(カツの日曜日)と題して、カツカレー、茄子カツカレー、カツサンド、そしてちらし寿司を販売しました。

2週目は油そばと海鮮丼、鶏つくね串のパルミジャーノ・レッジャーノチーズがけ、そして抹茶スポンジケーキを販売しました。

3週目は手まり寿司とステーキ丼、そして抹茶・バノフィー・ミルクシェイクでした。

毎回、愉快な仲間と楽しみながら仕事をしています。つねに予約完売の状況なので、今年はヘルシンキ以外の都市でもポップアップショップやレストランが開催できればと考えていますが、こればかりは感染症がおさまるかどうか次第です。

仕事があること、好きなことを仕事にしていること、好きな土地で仕事をしていること、とても幸福だと思いながら毎日を過ごしています。

写真・文 : 吉田 みのり

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