北欧の夏の過ごし方。白夜は森のサマーハウスで大自然を満喫

北米 ポートランドから

北欧の夏の過ごし方。白夜は森のサマーハウスで大自然を満喫

北欧の夏といえば白夜とサマーハウス

真夜中でも、太陽が沈まず、まるで昼のように明るい夜。
北欧ではそんな白夜のシーズンがあります。

また北欧の夏と言えば自然の中のサマーハウスも欠かせないもの。

北欧の夏の風物詩、サマーハウスと白夜。これらにまつわる人々の生活の楽しみ方をご紹介します。

白夜は夏の風物詩

白夜は夏の風物詩

白夜とは、夜でも日が沈まない明るい空が続く状態のこと。

地球の地軸は太陽に対する公転面に対し、垂直ではなく、斜めになっています。
そのため、夏は北極圏より北の地域では白夜になるのです。

白夜の時期や長さは地域によって異なり、北に行けば行くほど長くなります。
北欧の人々はこうした白夜のシーズンを楽しむ術を身につけてきました。

白夜のシーズンは各地でクラシックやジャズのコンサート、フェスティバルが開催されるほか、夏至の日には北欧の各地で夏至祭りが行われます。
スウェーデンでは「ミッドソッマー・ダーゲン(Midsommardagen )」、ノルウェーやデンマークでは「サンハンスアフテン・聖ハンスの夜(Sankt hans aften)」などが代表的です。

一晩中飲んだり、踊ったりと白夜を満喫する北欧諸国。北欧の人々にならって、日が長い夏の夜には自宅でちょっとしたお祭り気分を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ベランダや庭にベンチを置いて、夜風を感じながら日本各地の冷たいビールを味わう、というのも素敵ですね。

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夏はサマーハウスで自然を感じて過ごす

夏はサマーハウスで自然を感じて過ごす

寒く、暗く長い冬を過ごす北欧の人たちは、気温が高く日照時間が長い夏をとても楽しみにしています。
6月になると学校や仕事が夏休みになるので、休みの間は家族でサマーハウスで過ごすのも一般的です。

サマーハウスとは、森や湖畔にある別荘のこと。北欧ではほとんどの人が住居とは別にサマーハウスを所有しています。
沈まない太陽のもとで、バーベキューやガーデニングを家族や友人達と楽しむのです。

別荘とまではいかなくても、夏の間、おうちいっぱいに観葉植物を置いて、自然いっぱいのサマーハウス気分を楽しむのはいかがでしょう。

夏の間の植物の緑は生命力にあふれています。自然の中にいるような空間をつくることで、元気がもらえそうですね。
インテリアとしてもおしゃれな、消臭機能つきのインテリアグリーン「eco-pochi(エコポチ)」がおすすめです。

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サマーハウスでの素朴で不便な暮らし

サマーハウスでの素朴で不便な暮らし

白夜のシーズンは、自然豊かなサマーハウスで過ごすのが北欧のスタイル。

フィンランドで暮らす吉田みのりさんは、連載「北欧 フィンランドからの手紙」でサマーハウスで過ごす意味を次のように語っています。

「サマーハウスに来なければ食器洗い機に食器を放り込んでボタン一つでピカピカに洗えるのに、わざわざ車や電車やボートに乗ってサマーコテージにやってきて、ここで水道や電気のない暮らしをする。
なんという非合理性。
わたしはこの行為が好きでたまらない。
そしてこの暮らしが好きでたまらない。」

引用元:『サマーコテージでお皿を洗うという行為』 | Northmall+(ノースモールプラス)

サマーハウスでは電気や水道がないため、湖や井戸からわざわざ汲んできた水を湧かしたり、火をおこして灯りを灯したりという手間がかかります。
不便ではあるけれど、その手間を楽しむのが北欧流。

いつものルーティンも、ポットではなくゆっくり鍋でお湯を沸かしてみたり、出汁をとって料理を作ってみたり…とすこし手間をかけることで気持ちに余裕が生まれるかもしれません。

北欧流の過ごし方で夏を心から楽しもう

白夜のシーズンに、サマーハウスで家族や友人とゆったり過ごす北欧の夏。

より自然に近い不便な生活をすることで、人間も自然の一部であることを認識できる時間は、きっと何物にも変えがたい体験のはず。

自然の素晴らしさを享受しながら、毎日の生活を楽しむ北欧流の夏の過ごし方を、私達の生活にも取り入れて、夏を楽しんでみませんか。

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