『訪れると自然と元気がもらえる場所。活気溢れるハカニエミのマーケットホール』

北欧 フィンランドからの手紙

ヘルシンキのハカニエミ・マーケットホールは地元の人にも愛される観光スポットです。

私も仕事や趣味の関係で1週間に1~2回は必ず立ち寄るこの市場は、八百屋さんや魚屋さんをはじめ、アンティークショップやカフェ、イタリア食材やフランス食材、花屋さんやチーズ屋さんなど品質の高い品揃えが自慢の専門店がひしめき合う魅力的な場所。パンデミック前は観光客の方々もたくさん訪れていましたが、パンデミックの後もヘルシンキの人々が実際に買い物に来たり、カフェタイムを楽しみに来たりと愛され続けています。

メトロのハカニエミ駅を降りて地上に出るとすぐ目の前に広がる広場にあるマーケットホールですが、1914年に建てられた立派な建物は現在改修中。古い木造の建物だったため、確かに改修前の市場に足を踏み入れると干したトナカイ肉の匂いなどが充満していたり、ドアや床などにガタがきているような様子も見受けられました。2018年に建てられた、市場の隣に設立された仮施設は明かりが多くとりこまれる構造で、簡易的な施設ながら魅力的なお店もたくさん入って、これまでの市場とは異なる味わいの楽しい場所となりました。

私たちがよく行くお店はざっと数えて12店舗あるのですが、その中で5つをこの記事ではご紹介します。

1.Reitin Kala

https://hakaniemenkauppahalli.fi/liike/reitin-kala-ay/

1941年から続いている、家族経営の老舗の魚屋さん。ポルヴォーの群島の漁師が獲った魚を丁寧に捌いて売っています。売られている魚を見れば、その心のこもった仕事ぶりが一枚一枚の魚に現れているのが見て取れます。夫の実家のそばの海から穫れた魚なので、私たちの居酒屋でぜひ取り扱いたいと、数年にわたって利用しています。

2.Lentävä Lehmä

https://hakaniemenkauppahalli.fi/liike/lentava-lehma/

町で一番ユニークで愛されているチーズ屋さんといえば、まさにこのお店でしょう。ラウラとハンネの姉妹が選ぶチーズや乳製品、そしてオーガニックの卵はレストラン業界の人々も足繫く通うほど大人気です。

3、4.Hallin LuomupuotiとMerja Valo

https://hakaniemenkauppahalli.fi/liike/hallin-luomupuoti/ ・https://hakaniemenkauppahalli.fi/liike/merja-valo/

この二つはオーガニック野菜が美しく並べられているお店です。ヘルシンキで美味しい野菜を手に入れたい時は必ずこの二つを覗きます。紫の人参や模様が可愛いキオッジャビーツなど珍しい野菜も置いているので、旬の野菜を使った料理のインスピレーションが欲しい時にも訪れる場所です。どちらのお店にも隅っこに「古くなりかけているので半額でどうぞ」の箱があって、まだまだ美味しそうなごろっとしたズッキーニや赤く熟れたトマト(今日中に食べれば一番のご馳走!)などが半額で売られています。たまーに大葉の鉢植えもあったりするので、ついつい寄ってしまいます。

5.Kalaliike Marja Nätti Ay

https://hakaniemenkauppahalli.fi/liike/kalaliike-marja-natti-ay/

創立は1974年。魚介類や魚介類を使ったお惣菜を気軽に買うことができるお店です。美味しそうなケーキや焼き菓子を売っているお店。ケーキはEkenäs(Tammisaari)のベーカリーで焼いたものだそう。焼き菓子の種類が多いのでいつも違うものを選んで、コーヒーをテイクアウトして散歩したりしながら食べるのが好きです。ゆっくりお茶ができるカフェコーナーも併設されています。

このほかにも素敵なお店がひしめき合う、活気溢れるマーケットホールです。観光として訪れても良し、生活に密着した存在として利用しても良し。訪れると自然と元気がもらえる楽しいスポットです。

写真・文 : 吉田 みのり

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