
『ヘルシンキの今と昔、フィンランドの今と昔』
「北欧 フィンランドからの手紙」2021.04.19
「北欧 フィンランドからの手紙」
2021.03.01
日記ではなく週日記。この5日に起こったことをざっくばらんに記します。
日曜日
居酒屋&日本酒バーのバレンタインデーポップアップ1日目。
早起きして、レストランに向かいます。
今回借りたのはVallilaにある『Plein』というレストラン。普段はナチュラル・ワインとタパスのような小皿料理で北欧とフレンチの融合のような料理が楽しめる、居心地の良いお店です。
レストランに着いて作業開始!と思ったら、キッチンがとっても使いやすく整理されてあって、「頑張ってね♡」というメッセージまで残されていて、感激してしまいました。
今回のポップアップではホワイトフィッシュの昆布締めや揚げ出し豆腐、鶏つくね串のパルミジャーノ・レッジャーノがけやカキフライ、辛子明太子スパゲッティや梅紫蘇おにぎり、抹茶クリームと苺の入ったシュークリームに豆腐チョコレートソースをかけたものなどをご用意しました。
バレンタインらしくちょっとロマンティックに(でもフィンランドのバレンタインは「友達の日」なんですが)、そしてナチュラルワインにも合うようなレシピを6週間かけて考案しました。皆の笑顔がとっても嬉しかったです。
カキフライはたくさんのお客様に大人気だったのですが、牡蠣を食べる習慣がない人が多いフィンランドということもあって、中には「牡蠣って生で食べるものだと思ってた。なんであったかい牡蠣を食べなきゃならないのか謎」というご感想もいただき、勉強になりました。(やってみなきゃ分からないので、フィードバックをもらうとどんなものでも嬉しくてゾクゾクするタイプです)
月曜日
ポップアップ居酒屋2日目。
朝からマーケットホールに行って新鮮な魚を仕入れます。Hakaniemen Kauppahalliにある「Reitin Kala」が最近のお気に入りです。ボスが女性であること、またベンヤミンの故郷の近くの海で穫れた魚を仕入れてヘルシンキで売っているのも魅力です。
そして、売っている魚の美しいこと!
魚を丸ごと注文すると、丁寧にさばいて持たせてくれます。
嵐の前のコーヒーブレイク。
そしてPleinへ。昨日と同じように、やることをやるのみです。
ポップアップレストランをするときは労働時間が20時間くらいになるときもあります。そんなタフな仕事を引き受けてくれる仲間に本当に感謝しています。
9月のポップアップからずっと手伝ってくれている、ベトナム人のトランの入れてくれたカプチーノ
夜中は打ち上げです。賄いを食べて、次回に向けての話し合い。
火曜日
よく晴れたこの日、気温マイナス20度近くありましたが、ポップアップ居酒屋で売れ残った日本酒を返却しに行きました。
その後、手伝っているレストランに行って新しいメニューの写真撮影の手伝いへ。
水曜日
普段はAIに携わるITの仕事をしているので、8時〜16時まで働いてます。この日のランチタイムはポップアップショップで売る予定のカツサンドと卵サンドの商品開発。
猫のてんぷらちゃん「たまには私と遊んでよねー!」
夜は次のポップアップ居酒屋の候補となっている『The Bull & The Firm』でディナー。
力の抜けたインテリアやサービスと、美味しい料理とカクテルのバランスが抜群で好きなお店です。
木曜日
朝から夕方までは働いて、夜は次のポップアップのミーティングのため『DØCK』というカクテルバーへ。
見渡す限り凍てつく海。
DØCKは古い船を改築して作ったカクテルバーですが、餃子やバオも味わえるバーです。冬の海の上でカクテルを飲みつつ餃子を楽しめるというユニークなコンセプトでいま大人気です。
こんなところで居酒屋ができるなんて〜!
いい人たちばかりで、今からコラボレーションが楽しみです。
というわけでこの5日は、ひたすら仕事だけした5日となりました。
でも「仕事」といっても、自分が本当に好きなことなので今は全然苦ではなく、むしろ毎日ワクワクしています。
写真・文 : 吉田 みのり
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