『我が家のミートボールのレシピ』

「北欧 フィンランドからの手紙」

フィンランドやスウェーデンといえばミートボール(フィンランド語: Lihapullat、スウェーデン語: Köttbullar)とマッシュドポテトを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。実際、よく食べられているかといえば、そんな気もするし、そうじゃないような気もする。特にヘルシンキに住んでいると、タイやベトナム料理などのアジア料理のレストランやネパールカレーのレストランが数多くあるし、イタリアやフランス料理のレストランもたくさんあって、ミートボールを外食する機会はどんどん減ってきているように感じる。さらに都市の若者に占めるヴィ―ガンやベジタリアンの割合が年々増加傾向にあるなか、ミートボールはむしろひとむかし前の家庭料理、そして片田舎の食堂やおじいちゃん・おばあちゃん世代の人が作る料理というイメージになりつつあるかもしれない。

それでもスーパーに行けば気軽に買えるし、自分たちで作るとやっぱりほっぺたが落ちるほど美味しい。古いからこその安定の家庭料理の代表。そんな我が家のミートボールのレシピを公開します。ソースは生クリーム、マスタード、ローズマリーで作ったグレービーソース。マッシュドポテトとサラダを用意したら、慎ましやかながらもお腹いっぱいになる食卓の完成です。

ミートボールの材料
・牛ひき肉 400g
・玉ねぎ 小1つ(みじん切り)
・パン粉 1dl
・ビール 1dl
・ディジョンマスタード 大さじ1
・卵 1個
・塩/胡椒少々
・みじん切りしたパセリ 片手分

ソースの材料
・ローズマリー 1束
・ディジョンマスタード 大さじ1
・ビール 75ml
・生クリーム 1dl
・塩/胡椒少々

作り方
⑴ ボウルの中にパン粉を入れ、ビールを流し入れて浸す。フライパンの中でバターまたは油を熱し、玉ねぎを入れて中火で5分ほど炒めて柔らかくする。小さなボウルに移して粗熱を取る。

⑵ パン粉とビールが入ったボウルの中に全ての材料を入れ、塩胡椒で味を整えながらしっかり混ぜる。冷蔵庫で最低30分寝かせて味を馴染ませておく。

⑶ 冷蔵庫から取り出し、約30〜35gの重さ(ゴルフボールくらいの大きさ)に形成していく。この レシピでは大体20個くらい出来る計算。

⑷ フライパンを熱し、バター小さじ2程度を加えて、きつね色になるまで待つ。ミートボールは2回に分けて、10分くらいかけてゆっくり全面を焼く。

⑸ フライパンの中にある、ミートボールから出てきた脂を捨て、ビールを注ぐ。木べらでフライパンの底をこするようにかき混ぜながら20秒ほど強火で熱する。ローズマリー、マスタード、生クリームを加えてソースがとろとろになるまでゆっくり煮込み、塩と胡椒で味付けする。もし底にあった焦げなどがソースに入ってしまった場合は濾してフライパンに戻して熱し直す。

⑹ ミートボールを加え、ソースを吸い込ませる。マッシュドポテトと一緒に食べればすっかりフィンランド気分!


写真・文 : 吉田 みのり

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