一緒にいると疲れる…人間関係のストレスを解消する5つの方法
「嫌いではないけれど、一緒にいると疲れる……」そんな風に感じる相手、あなたの周りにも1人くらいいるのでは? 今回は、そんな”疲れる人間関係”を見直すことの重要性と、上手な付き合い方を紹介します。
一緒にいると疲れる人の特徴や共通点もあわせて紹介しますので、人間関係に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
疲れる人間関係を見直すことの重要性
「一緒にいて疲れる人」を含め、今ある人間関係を見直すことで自分が本当に大切にしたい人や物に気付けます。
そもそも、一緒にいて疲れると感じる原因は「価値観の相違」です。例えば一般的に「一緒にいると疲れる」といわれる人には、次の特徴があります。
・他人の陰口やうわさ話が多い
・声が大きくて威圧的 or 極端にオドオドしている
・気分屋で機嫌がコロコロ変わる
・自分の話ばかりで人の話を聞かない
・ネガティブで何事に対しても否定的
or ポジティブを押し付けてくる
・被害妄想や決めつけが激しい
しかしこれらの特徴に当てはまっている相手でも、価値観さえ合えば一緒にいても疲れないと考えられます。
その相手と一緒にいて疲れるのは、もしかすると相手の価値観にあなたが無理やり合わせているからかもしれません。
自分が本当に大切にしたいものを見極め、価値観を守るためにも、疲れる人間関係は気付いた段階で見直すのがオススメです。
とはいえ一度でも構築した人間関係は、なかなか整理しづらいものでもあります。
では一緒にいると疲れる相手とは、どのように付き合っていくとストレスを減らせるのでしょうか。
「一緒にいると疲れる相手」との上手な付き合い方5選
ここからは「 一緒にいると疲れる相手」との上手な付き合い方を紹介します。
その1.まずは離れてみる
相手との関係がもし距離を取れるものなら、疲れると気付いた段階でまず離れてみるのがおすすめです。
距離の取り方は何でも構いません。顔を合わせる機会を減らしてもいいですし、いつもすぐに返していたメッセージをあえて何日か置いてみてもいいでしょう。
「少し距離を置いて、連絡を取りたくなったらまた取ればいい」まずは、それくらいの軽い気持ちで距離を置いてみてください。
その2.コミュニケーションの密度を下げる
職場の同僚や上司など頻繁に関わることを避けられない相手なら、1回1回のコミュニケーション密度を下げる工夫が効果的です。
直接的な会話は密度が濃く精神的な負担になりやすいため、簡単な用件はメールやメッセージといった間接的なやり取りで済ませるのがおすすめ。密度が下がることで精神的な負担も減り、気持ちが楽になります。
会って話さざるを得ない場合には、目を合わせないことを意識してみてください。
コツは眉間や眼鏡のフレームを周りが見えなくなるくらい、じっと見つめること。相手の顔色が気にならない分、少し気持ちが和らぐはずです。
その3.疲れる相手とは1対1で話さない
1対1では負担になる会話も複数人でなら負担を分散でき、疲れも緩和できます。身近に頼れる人がいれば、事情を伝えて「会話に参加してもらえないか」と頼んでみるといいでしょう。
この方法が効果的なのは、直接的な会話だけではありません。
メッセージアプリやSNSでやり取りする必要がある場合もなるべく1対1のコミュニケーションを避け、オープンな場でのやり取りを心がけてみてください。
その4.「NO」とハッキリ伝える
付き合い方を工夫しても状況が良くならない場合には、「NO」とハッキリ伝えることで状況を変えられる可能性があります。
例えば、興味のない飲み会やイベントなどに誘われて困っているなら「疲れているので今日は帰ります」とハッキリ断りましょう。
「NO」と伝えるときは、人によって対応を変えないことが大切です。「Aさんの誘いは断ったけれどBさんの誘いは受ける」など、余計な選択肢を残すと後々あなた自身が断りづらくなってしまいます。
人間関係を気にして返事を迷うくらいなら、いっそのこと「この1週間は誰の誘いも受けない」と決めてしまった方が堂々と断れますよ。
その 5.いざとなったら縁を切るつもりで付き合う
ハッキリ断るのも距離を取るのも難しい場合には「人間関係を整理するのは悪いことではない。この関係もいざとなったら切っていいんだ」と、心の中に最後の切り札を用意したつもりで付き合ってみてください。
人間関係によるストレスを減らすためには疲れる人間関係を断捨離(※)する決意も、ときには必要です。
※断捨離・・・不要な物を断つ、捨てる、離れること
無意識のうちに「どんな付き合いも大切にしなければいけない」と思い込んでいると、その思い込みは知らず知らずのうちに重荷となっている可能性があります。
「必要になったらいつでも整理できる」と逃げ道を作ることで、あなた自身をリラックスさせてあげましょう。
あなたが本当に大切だと思うものを優先しよう
一緒にいると疲れる相手に心当たりがある人は、今回の内容を参考にぜひ関係を見直してみてください。自分をないがしろにしてまで大切にすべき人間関係などありませんので、ぜひ前向きに取り組んでほしいと思います。
疲れる相手との関係を見直すことは、あなたにとって「本当に必要なもの」を大切にすることへつながりますよ。
執筆:市川 円
編集・監修:永瀬 なみ(心理カウンセラー)
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