モラハラとは?自分が被害者や加害者になったときの対処方法

ライフスタイルのはなし

モラハラという言葉は知っていても、説明できるほど詳しい人は多くないかもしれません。言葉だけを聞くと人ごとのように感じますが、実は身近に潜んでいる可能性があります。中には気付かないうちに自分が加害者になっていたというケースもあるほど、モラハラは身近な問題です。

そこで今日は、モラハラの定義可能性チェックリストに加え、被害者と加害者それぞれの対処方法をご紹介します。これまでモラハラについてあまり考えたことのなかった人は、ご自分が被害者や加害者になっていないかチェックしてみてください。

モラハラとは精神的な嫌がらせのこと

モラハラとは「モラルハラスメント」の略称で、精神的な嫌がらせを指す言葉です。

例えば、こんな言動はモラハラに当たります。

見下した発言
「ダメなやつ」「バカ」「生きる価値がない」など

精神的に傷つける言動
無視をする、悪口を言いふらす、責め立てる など

威圧的な言動
物を投げる、怒鳴る、舌打ちをする など

中には「亭主関白や恐妻と何が違うの?」と思う人もいるかもしれませんね。両者の違いは、相手を傷つけようとする気持ちがあるかどうかです。

仮に旦那さんが偉そうな態度を取る人だったとしても、相手を傷つけようと思っていなければモラハラとは呼べません。

なおモラハラに暴力が加わった行為を“DV(ドメスティックバイオレンス)”と呼び、職場での優位性を盾にした行為を“パワハラ(パワーハラスメント)”と呼びます。

※直接的な暴力がなくても、追い詰めることで相手を支配しようとする行為はDVに当たります

そしてモラハラは、家庭や職場に限らずどんなシーンでも起こり得るトラブルです。例えば恋人や友人との間にも、モラハラと呼べるケースは存在します。

ではモラハラをしやすいのは、一体どんな人なのでしょうか?

あなたは大丈夫?モラハラをする可能性チェックリスト

ここからは、モラハラをする可能性のチェックリストをご紹介します。自分を含め、あなたの周りに思い当たる人がいないかチェックしてみてください。

・機嫌が悪いと態度も悪くなる
・素直に反省できない、謝らない
・人を自分の思い通りに動かしたがる
・プライドが高く、人を見下しがち
・常に中心人物でいたい
・口がウマい
・いつも自分は正しいと思っている
・物言いがストレート過ぎるほどストレート

上記リストのうち、半分以上の特徴に当てはまる人はモラハラをしている可能性、もしくは今後モラハラをする可能性があります

では、もしモラハラの被害に遭っていると気付いたらどうすればよいのでしょうか。「自分がモラハラをしているかもしれない」と思ったときの対処方法も後半でご紹介しますので、参考にしてみてください。

モラハラの被害に遭ったときの対処方法

モラハラの被害に遭ったときの対処方法

まずは、モラハラの被害に遭っている場合の対処方法からご紹介します。

モラハラの被害に遭っていることに気付いたら、次の行動を取るのがオススメです。

・証拠を残す
・話し合える状況なら話し合う
・話し合えない場合は適した相手に相談する
・精神的な苦痛が大きいときは病院へ行く

何にせよ、モラハラの被害に遭ったら証拠を残しておくことをオススメします。仮に今は我慢できていたとしても、いずれ我慢できなくなる時が来るかもしれません。

証拠として有効なのは、こういったものです。

・日記、メモ(日時や詳細をしっかり書いておく)
・会話を録音したもの
・メールやLINEの内容
・病院でもらった診断書 など

なおモラハラが職場で起こっている場合は上司専門部署へ、家庭で起こっている場合は弁護士家庭問題に詳しいカウンセラーなどへ相談すると解決に役立つでしょう。

まずは今の自分にできることから取り組んでみてください。

自分がモラハラの加害者だと気付いたときの対処方法

続いて、自分がモラハラをしていることに気付いた場合の対処方法をご紹介します。

自分がモラハラの加害者になっているかもしれないと思ったときは、こういったことに取り組んでみてください。

・自分の言動を冷静に振り返る
・モラハラをした相手を洗い出す
・このままいくとどうなるのかを知る

事態の重さに気付けたなら、もう安心ですね。あとは自分の行動を変えていくだけです。

これまでは自分の気持ちを優先してきたかもしれませんが、これからは周りにいる人の気持ちも同じくらい大切に考えるよう心掛けてみてください。

もちろん反省すべきところを素直に反省したり、感謝の気持ちを持つように心掛けたりするのも効果的です。

他には、モラハラに関する情報をとことん集めるのも良い方法と言えます。自分がなぜモラハラをしてしまうのか、その心理を理解できれば解決の糸口になるかもしれません。

1人では何をどうしていいか分からないときは、カウンセラーへの相談も視野に入れてみるとよいでしょう。適したカウンセリングを受けることで、思考や行動の癖を直せる可能性があるからです。

人は、変わろうと思えば何歳になっても変われます。本気で取り組めば、たとえ少しずつであってもきっと変わっていけるハズです。

まずは今日からできることを探してみてくださいね。

モラハラは人ごとではない!周りを見渡してみよう

今日はモラハラの定義と可能性チェックリスト、そして被害者と加害者それぞれの対処方法をご紹介しました。

モラハラは被害者だけでなく、加害者をも苦しめる問題です。今はモラハラまでいかなくても、エスカレートすればモラハラになってしまう可能性は大いにあるでしょう。

また、もし身近にモラハラもしくはモラハラに近い言動をする人がいたら、指摘することで本人が気付くきっかけになるかもしれません。

モラハラの問題を解決するには、被害者も、加害者も、まず気付くことが大切です。自分に思い当たることがないからといって人ごとだとは思わず、ぜひ周りを見渡してみてくださいね。

執筆:永瀬なみ(コラムライター・カウンセラー)

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