部屋の片付けを中途半端に終わらせたくないなら意識したいこと3つ

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部屋の片付けを中途半端に終わらせたくないなら意識したいこと3つ

部屋の片付けをするときに完璧を目指しすぎて途中で力尽きたり片付け以外のことに脱線して中途半端に終わったりした経験はありませんか? これらに当てはまる人は、もしかすると片付けに必要な「実行機能」をうまく生かせていないのかもしれません。では片付けに必要な実行機能とは、一体どんな機能なのでしょうか?

今日は、片付けに必要な実行機能について解説します。実行機能の生かし方もあわせて紹介しますので、片付けを中途半端に終わらせたくない人は参考にしてみてください。

片付けは「実行機能」を意識すると完遂できる!

実行機能とは、思考や行動を制御する機能を指します。自分で設定したゴールにたどり着くためには、いわば必須ともいえる能力です。

私たち人間は、複雑な感情を持っています。それだけに、感情が行動を妨げることは少なくないもの。しかし人間社会において、いつでもどこでも感情のままに動いていては生きていけません。

そこで無意識のうちに活用しているのが、実行機能です。

例えば出勤前に、なんとなく気乗りしない気分のときもあるでしょう。しかしそれでも出勤したのなら、まさしく実行機能が働いています。もしも実行機能が働いていなければ、気持ちのまま会社を休むでしょう。

このように実行機能は知らず知らずのうちに日ごろから使われている機能であり、今回のテーマである片付けにおいても大いに役立つ機能です。

ところが片付けを中途半端に終わらせてしまいがちな人は、実行機能をうまく使いこなせていない可能性があります。では実行機能をうまく使って最後まで片付けるには、どのようにすればよいのでしょうか?

実行機能を部屋の片付けに生かす方法3選

「片付けを中途半端に終わらせたくない」と考えているのであれば、これから紹介する方法を参考にしてみてください。

1.堅実なゴールを設定し、常にゴールを意識する

堅実なゴールを設定し、常にゴールを意識する

実行機能を働かせるためにまず必要なのは、常にゴールを意識することです。ゴールを常に意識することで、無駄な行動を省きやすくなります。

片付けの場合であれば「どこまで片付けたいのか」と「何時間で片付けたいのか」を、始めにハッキリさせておきましょう。また片付けを始める前には「ゴール設定に無理がないか」も、あわせて考えてみてください。

例えば片付けに使える時間が少ないときや本当は疲れていて動きたくないときなどに、部屋の隅から隅まで片付けようとした経験はありませんか? このような状態で大がかりな片付けをしようとすれば、中途半端に終わる可能性は高いと考えられます。

片付けを最後までやり遂げたければ、現実を無視して理想を目指すのはNGです。実際に片付けを始める前には、これらに見合ったゴールを考えてみてください。

・使える時間
・体力
・心の余裕

片付けを中途半端に終わらせたくなければ、絶対にやり遂げられると思えるゴール、つまり堅実なゴール設定が必要不可欠です。片付けを始める前のゴール設定は、慎重に行うことをオススメします。

2.途中で片付けの進み具合を確認しよう

片付けを最後まで終わらせたいなら「30分ごと」や「1時間ごと」など、時間を決めて片付けの進み具合を確認してみてください。そしてその都度、目指すゴールと進み具合を照らし合わせて「予定通りに終わりそうか」を考えてみるとよいでしょう。

こうして定期的に全体を見通すことで、片付けの途中で発生している問題点が見えてくるかもしれません。

もし片付けを完遂させられそうになければ、片付けの手順を組み替える、もしくはスピーディに動くなど、発覚した問題に合わせて臨機応変に動けば片付けの効率が良くなります。

すぐには上手にできなくても、見直しと対応を繰り返すうちに慣れてくるはずですよ。

3.目の前のことだけに専念しよう

片付けの最中は、片付けだけに専念することが大切です。あちらこちらに気が散らないよう意識することで、実行機能を上手に使えます。

どうしても気が散って目の前のことだけに専念できないようであれば、ゴール設定のときにToDoリストを作るのがおすすめです。

ToDoリストとは、やるべきことをひとつずつ書き出したリストのこと。ToDoリストでやることを文字に起こせば思考を整理でき、目の前の片付けに集中しやすくなります。

それでも他のものに気を取られてしまうようであれば、マイルールを決めるといいでしょう。例えば「ToDoリストの○番まで片付けを終えたら10分だけ本を読んでいい」や「1時間ごとに休憩時間を10分だけ設ける」などです。

こういったマイルールを決めておけばあれこれと頭の中で考える回数が減り、片付けに専念しやすくなりますよ。

実行機能を生かして片付け上手になろう!

ゴールに向けて感情や行動を抑制できないと、中途半端な結果になりやすいもの。そして感情や行動を正しく抑制するためには、何よりもゴールの明確化が大切です。

片付けを始める前には「どのように片付けるのか」や「どこまで片付けるのか」をまずは考えてみてください。そうして計画的に片付けをしていくうちに、自分ならではの効率的な片付け方が見つかるはずです。

ぜひ今日から実行機能を意識して、片付け上手を目指してみてくださいね。

執筆:たけなわ アヤコ
編集・監修:永瀬 なみ(心理カウンセラー)

【参考元】
実行機能(遂行機能)と発達障害|朝日新聞
・『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』長沼 睦雄 著(永岡書店)

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