『映画「かもめ食堂」で有名になったヌークシオ公園より行きやすい!ヘルシンキの中心地から気軽に行ける森・Luukki(ルーッキ)』

北欧 フィンランドからの手紙

日本からヘルシンキに訪れる人からよく質問を受けるのが「市内から簡単に行ける森」です。映画『かもめ食堂』に登場し、一気に有名な観光地となったヌークシオ公園はよくガイドブックにも載っていますが、電車やバスを乗り継いだりとたどり着くのは実は難易度が高かったりします。ダントツのアクセスの良さから私がオススメするのは「Keskuspuisto(中央公園)」と「Luukki(ルーッキ国立公園)」です。

Keskuspuistoはヘルシンキの中心地からすぐのところにあり、アクセスがとても良いですがあまりに近所すぎてちょっとエキサイティング感に欠ける時もありますが、Luukkiは湖が多く、人の数もぐんと減るのできのこやベリーが見つかる確率も高くなります。森と言ってもトレッキングの道も整備されていて安全に歩けるので私のお気に入りの場所です。

ルシンキ中央駅の西側にある「Elielinaukio」というバス乗り場から345番に乗って約50分。「Kaitalampi」というバス停で降りると、目の前に広がるのがこの湖です。

夏はなめらかで暖かな水の中をたくさん泳いで、ブルーベリーを摘んで、いっぱい日差しを浴びます。

戻ってきたら即、ブルーベリーパイを焼くのがお決まり。

秋はきのこ狩りへ。きのこは籠いっぱいに見つかります。

この森の良いところは静かで穏やかで、心の平和を取り戻してくれる魔法を持っているところ。空と湖の境が神秘的過ぎて。静寂きわまる水面に映る木々の美しさに頭がクラクラするほどです。

文 : 吉田 みのり

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