『心置きなく話せる友人との、なんでもないけと大切な時間』

北欧 フィンランドからの手紙

ストックホルムから親友のアンニカがヘルシンキに遊びに来てくれたので、休日めいっぱい遊びました。コロナ感染症の影響でヘルシンキに2年以上帰国できていなかったアンニカは、ヘルシンキのその変わりようにとっても驚いていました。

会えなかったこの2年の間に恋人ができて、その恋人と婚約したアンニカ。イランから10歳の時にスウェーデンに移住したというフィアンセと一緒にヘルシンキに帰国してくれたので、私もようやくフィアンセとも会えることができました。とっても優しい人で、アンニカを心から愛している様子が伝わってとても嬉しくなりました!アンニカは「たくさんお話したいから散歩しよう!」とお散歩に誘ってくれて、2時間くらい歩きながら二人っきりでとりとめのないことをたくさん話しました。

そして「フィンランドといえばやっぱりサウナ!」とアンニカが言うので、夏の間ポップアップレストランをしてお世話になったUusi Saunaへ。アンニカにとっては初めての場所です。

ここはバーが充実していて美味しいビールやワインを飲みながらサウナを楽しむのにちょうど良いのです。Sauna Koirat(サウナ犬)のレオンとアクスにも久しぶりに挨拶。とっても可愛い兄弟で、人懐っこいのです。なでるとお腹を見せてリラックスしてくれるので癒されます。

たっぷり汗をかいてすっきりしたあとはNollaへ。

Nollaにはなんだかんだで月に2回は行ってます。夜21時を過ぎてもタパスメニューなどがあるのでつまみながら飲めること、そしてサステイナビリティに配慮している尊敬できるレストランであること、友達がたくさん働いているので居心地が良いこと、そして何より本当に美味しいので、ついつい行ってしまいます。

この日はタルタルにトリュフをかけてもらいました。

翌日はアンニカが私たちの居酒屋に遊びに来てくれて、その翌日は共通のステファンの家に遊びに行きました。

ステファンもアンニカも建築家です。二人には他にも共通点がたくさんあって、スウェーデン語が第一言語であること、そしてビーガンであること。「フィーカしよう(お茶しよう)」と誘ってもらって(フィンランドではスウェーデン語話者でもなかなか使わない表現です)、フィンランドの老舗のカフェ「ファッツェル」でビーガンのシナモンロールを買って食べました。

二人ともパワフルで、おしゃべりしていたらあっという間に日が暮れました。何でも話せる友達とたくさん話した後の心の軽さったら。最近は自分の時間が持てないほど多忙で、だらだらしゃべるということをしてなかったのでなんだか高校や大学の時に戻ったような新鮮な気持ちになりました。次にアンニカに会えるのは結婚式の6月!ストックホルムのウェディングに行けるのが今から楽しみです。

文 : 吉田 みのり

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