クリスマスまでカウントダウン。心がほっこり暖まる、ヘルシンキのクリスマスマーケット

北欧 フィンランドからの手紙

昨日は氷点下13度まで冷え込んだヘルシンキ。空気はとても冷たくなってきましたが、ふと気がつけば街並みはクリスマスのムードが高まって、デコレーションの明かりやきらびやかなクリスマスツリーが飾られてとても華やかです。

毎年恒例のヘルシンキのクリスマスマーケット「Tuomaan Markkinat」は、今年はマーケット市場で開催されています。寒くて暗い冬に一筋の光と希望を与えてくれるクリスマスはフィンランドの人々にとって大切なイベント。クリスマスが近づくとクリスマスマーケットで家族や友達へクリスマスプレゼントを探す人も多く、クリスマスマーケットは観光客だけではなく地元の人々にとってもこの時期は要チェックの場所となります。

クリスマスマーケットでは国内ブランドのファッションアイテムや、ヒンメリ(藁で作った多面体で光を表現したフィンランドの伝統のモビール)などの手工芸品、ラップランドのソーセージやカレリア地方のお菓子など高品質で珍しい特産品などを買うことができます。また、グロッギ(フィンランドのホットワイン)やカクテルを飲んだり、各レストランが季節限定で出店しているカフェでストリートフードを楽しむこともできます。

今年のクリスマスマーケットは12月22日まで開催。出店している店舗数は80店舗と大規模です。環境保護・サステイナビリティにも配慮し、マーケット内で飲食に使う食器などはすべてバイオデグレーダブル(生分解性)素材を使用し、メリーゴーランドや屋台のエネルギーはすべて再生可能エネルギーを使用しているそうです。私の友達も何人か出店しているのですが、ヘルシンキのクリスマスマーケットは人々が心を込めて作ったものが売られている、人の温もりを感じられる暖かいマーケットです。

文 : 吉田 みのり

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