クラフトビールが楽しめるヘルシンキのパブ5選+1

北欧 フィンランドからの手紙

前回の記事でフィンランドのクラフトビールについて書きましたが、今回はヘルシンキに数あるクラフトビールが楽しめるパブの中でも私がよく行くパブを5軒、そしてちょっと特別なパブも1件ご紹介します。

1. Pien Shop & Bar

ヘルシンキ中央駅からほど近い、Ateneuminkujaにある小さな可愛いバー&ショップです。Kallioにパブも構えていましたがこちらは閉店してしまいました。Kallioのパブの方は一昨年にポップアップ居酒屋をさせてもらったりとお世話になりましたが、ショップ&バーの方は現在も足繫く通っています。

気軽に立ち寄れる立地の良さ、美味しくてフレッシュなクラフトビールがドラフトでいつでも楽しめること、そしてカラフルでポップな内装などが好きです。その場で飲まずにショップで缶や瓶などを購入することもできるため、クラフトビール好きの友達へのプレゼント選びなどにもぴったり。その場で飲むときはビールのおつまみ用に酸っぱくて甘いグミがもらえます。これがビールに合う!

2. Mikkeller Helsinki

デンマーク発のクラフトビールのカリスマ『ミッケラー』のヘルシンキ店です。面白くてとてつもなく美味しいビールが取り揃えてあるので、この辺に用事があるときはついつい寄ってしまいます。毎回流れている音楽も良いです。

店内は小さめですが、夏は大きなテラスが開設され、太陽の下ビールがごくごく飲めます。ポルトガル人のルイという面白い人が迎えてくれます。音楽はルイさんのチョイスだそう。

3. Black door

Iso Robertinkatu(通称イソロバ)はパブ激戦区。スタイリッシュなバー、トレンデなバー、ロックっぽいパブなどいくつもの魅力的な飲み屋が連なっていますが、その中でもBlack doorは高いプロフェッショナル性と桁違いのクラフトビールの種類で私の中で圧倒的勝利です。ビール愛の深いバーテンダーは礼儀正しく、知識豊富。店内は広めなので大勢で訪れても席が見つかりやすく、夏のテラス席もまた居心地良しです。

4. Juova Hanahuone

このリストの中で最も新しいパブが、Kaisaniemiの角にオープンしたJuovaです。Olarin Panimoなどのフィンランド国内のマイクロブルワリーのビールをメインに取り扱い、随時25種類のドラフトビールが楽しめます。奥に続く店内は広めで、看板犬がソファでぐーすか寝てたりもします。Pien Shopからも近いのではしごもできます。

5. Panema

そういえば橋の向こう(※ヘルシンキをHakaniemen siltaを中心に見て北と南に分けて、南側をブルジョワ側、北側を労働者階級側とする見方があります。1918年のフィンランド内線の際の赤軍と白軍の陣営の立地から来ています)のパブしかリストに挙げていないな、と気づきました。Kallioで最もヒップスターなクラフトビールパブはやっぱりPanemaです。大きな窓が店内を包み込む明るい店内で、NYやベルリンに匹敵するようなおしゃれな雰囲気です。

番外編・Kulmakippola

ヘルシンキでクラフトビールを安く飲める、アウトレットのパブです。ラベルに印刷ミスがあったり賞味期限切れ間近のビールや酒類など、いわゆる訳あり商品を格安で提供してくれるお店で、生ビールは一律5.5ユーロ!物価もアルコール税率も高いフィンランドで救世主のような存在です。スローガンは「半額の美味しいビールと楽しい時間」。店内は広く、ゲームなども充実しているので友達と何人か来て身体を動かしたりしながらずっと飲んで過ごせるパブです。

文 : 吉田 みのり

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