ヘルシンキの人気店「バーNo.9」と「No.10」の有名パスタ、「Pollo Limonello」の作り方

北欧 フィンランドからの手紙

ヘルシンキのUudenmankatuにある「Café Bar No. 9」は若者やミュージシャン、アーティストなどに人気を誇る伝説的なお店。ピーク時間の18~22時頃に行くと座れる席を見つけるのも一苦労というくらいの大人気店です。去年には2号店となる「Café Bar No.10」)がKallioに進出しましたが、その両店で食べられるスパゲティが「Pollo Limonello」です。

「フィンランドのカルボナーラ」という異名も持つこの一品は、名前の通り鶏肉とレモンの組み合わせに、生クリームとターメリックを合わせる不思議な味付けの真っ黄色のスパゲティ。カレーに使うターメリックをパスタに?と戸惑う人もいるかもしれませんが、これがハマる美味しさなのです!バーが出したレシピ本を友達からクリスマスプレゼントにもらったのは2015年。それからというもの、この料理を何度も作りました。

作り方は簡単で、フライパンにバターを敷いて鶏肉を炒め、そこにみじん切りにした玉ねぎとニンニク、すりおろした生の生姜とターメリック(乾燥粉でも生をすりおろしたものでも良い)を加え炒めて、火が通ったところで生クリーム、ヨーグルト、コンソメ、塩胡椒を加え煮るという工程です。最後に生絞りのレモン汁と追いヨーグルト、蜂蜜を加えて出来上がり。仕上げにパルミジャーノ・レジャーノとパセリを散らしていただきます。

フィンランド発の、スペイン語とイタリア語がまざった変な名前の黄色いスパゲティ。今までに食べたことのない風味がヤミツキになるので、ぜひ作ってみてください。

(↑本家本元、Bar No.9の赤いテーブルに見事に映える伝説的な一皿)

文 : 吉田 みのり

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