話し上手になりたいなら試してほしいこと!まずは聞き上手を目指そう

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話し上手になりたいなら試してほしいこと!まずは聞き上手を目指そう

話し上手な人を見て「私もあんな風になりたい!」と思ったことはありませんか? 話し上手になるには、いくつかのコツをつかむ必要があります。中でも特に大切なのが、“話す”よりも“聞く”に注力すること。というのも、話し上手になりたければ、まずは聞き上手を目指すのが実は近道なのです。

今日は、話し上手になりたいなら試してほしいことを2つご紹介します。いずれも簡単に取り入れられることですので、話し上手になりたい人は試してみてください。

話し上手になりたいなら試してほしいこと2つ

話し上手になりたいなら、これからご紹介する行動を2つとも取り入れるのがオススメです。ぜひ今日から練習してみてください。

その1.話すことより聞くことに注力すべし

まずご紹介するのは、“話す”よりも“聞く”に注力することです。

実は、話し上手になりたければその前に聞き上手になる必要があります。というのも、その場が実際に盛り上がったかどうかに関係なく、自分がたくさん話すことで人は「楽しかった」と感じるからです。

そこでオススメなのが、3つのポイントを押さえること。そのポイントが、こちらです。

1.相手と目線を合わせる
2.表情・相づち(動き)で意思を伝える
3.聞き役に徹する

相手の話を真剣に聞くには、まず何をしていても手を止めること。そして相手の方へ体を向け、目線の高さを合わせることが大切です。

そして忘れてはいけないのが、笑顔で話を聞くこと。どんなに優しい人でも、真顔で話を聞いていると機嫌が悪そうに見えます。

ただコロナ禍ではマスクをしているため、表情が見えづらいですよね。マスクをしていると声も聞こえにくくなるため、こちらは「うんうん」と相づちを打っているつもりでも相手には声が聞こえていないかもしれません。

そんなときは、少し大げさなくらいにジェスチャーで示すのがオススメです。

例えば「うん、うん」と言うだけでなく大きめにうなずくことで、相づちを打っていることがしっかり相手に伝わります。

そしてもう1つ忘れてはいけないのが、聞き役に徹すること

相手の話を途中で遮って質問したり要約したりせず、とにかく最後まで聞ききる姿勢が大切です。その上で相手の気持ちに寄り添った受け答えをすると、さらに◎

具体的には、相手は聞いてほしいだけなのにアドバイスをしたり、相手の気持ちが盛り上がっているときに質問ばかり挟んだりすると、相手は聞いてほしい気持ちが満たされません。

ましてや相手の話を自分の話にすり替えてしまうようなことがあれば、盛り上がる話も盛り上がらないでしょう。

話し上手になりたければ、まずは相手の伝えたいことを本当の意味で理解できるよう相手の話にしっかりと耳を傾けることが大切です。「自分の話は別の機会に話せばいいや」くらいのつもりで聞き役に徹すれば、いずれあなたの話す番が回ってきますよ。

その2.積極的かつ肯定的な反応を心掛ける

話し上手になりたければ積極的かつ肯定的な反応を心掛けることが大切

次に紹介するのは、反応の仕方にまつわるコツです。

実は、人の反応には4つの種類があります。

それが、こちら。

1.消極的で否定的
2.消極的だけど肯定的
3.積極的で肯定的
4.積極的だけど否定的

例えば、友達から「この前○○に行ったんだ~」と言われた場合の反応を上の4つに分けると、こうなります。

1.消極的で否定的
「ふーん、好きに休めていいね」

2.消極的だけど肯定的
「そうなんだ、良かったね」

3.積極的で肯定的
「いいなぁ~! 楽しかった? 誰と行ったの?」

4.積極的だけど否定的
「え、また? 最近ちょっと遊び過ぎじゃない?」

人がこの中で最もうれしいと感じるのは「3」の“積極的で肯定的”な反応です。

あなたが友達や同僚に話しかけたとき、もし「3」以外の反応をされたらどう感じますか? 中には「何か感じ悪いな」と思う人もいるのでは?

このように、人の反応は人間関係に思いのほか大きな影響を与えます。

そこでオススメなのが「3」の“積極的で肯定的”な反応を見せること。そのためには、ポジティブなセリフと共感する気持ちが必要です。

具体的には、こんなセリフを使うとよいでしょう。

■ポジティブに聞こえるセリフ
・「すごいね」
・「いいね」
・「おめでとう」

■共感を示すセリフ
・「良かったね」
・「私もうれしい」
・「それは困ったね」

また意外と盲点なのが、声の高さです。

高い声は明るく元気な印象を与え、低い声は落ち着いた印象を与えます。相手が楽しそうに話しているにもかかわらずあなたが低い声で話していると、相手によっては「何か不機嫌そうだな」と感じるかもしれません。

そこでオススメなのが、相手の感情に合わせて声色を変えること

明るい話題のときは地声より少し高めの声を心掛けると、あなたの共感している気持ちが伝わります。反対に悲しい話題のときは、少し落ち着いた声色を心掛けるとよいでしょう。

話し上手な人は、共感するのも上手です。相手の喜ぶ反応を見せることで、相手はあなたにもっと話を聞いてもらいたくなります。話し上手になりたい人は、ぜひ相手の喜ぶ反応を心掛けてみてくださいね。

話し上手になりたければ、まず聞く力を養おう

今日は、話し上手になりたい人に試してほしいことを2つご紹介しました。

話し上手になる方法にもいろいろありますが、まずは聞き上手になることから目指すと思いのほか早く話し上手になれます。

今日ご紹介した2つのコツは、どちらも今日からすぐに実践できることです。話し上手になりたい人は、ぜひ今日から試してみてくださいね。

執筆:永瀬なみ(コラムライター・カウンセラー)

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