退屈な毎日に張り合いを!幸せになれる「目標の立て方」とは

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退屈な毎日には張り合いが必要!幸せになれる「目標の立て方」とは

「仕事は順調だし、家族の関係も良好。だけど何となく退屈……」そんな毎日を送っていませんか? もしかすると、毎日を退屈に感じるのは張り合いがないからかもしれません。

そこでオススメなのが、目標を立てること。目標を立てると、毎日の生活に張り合いが生まれます。ただ、目標の内容によって幸福度に違いが出るため、立てる目標の種類には注意が必要です。

そこで今日は幸せになれる“目標の選び方”人生を豊かにする“目標の立て方”をご紹介します。毎日が退屈だと感じている人は、この記事を参考に人生の目標を立ててみてください。

目標の種類とは?幸せになりたいなら「接近目標」がオススメ

冒頭でお伝えした通り、目標には種類があります。

それは、“回避目標”“接近目標”の2つです。

回避目標とは、その名の通り何かを回避するために立てる目標のこと。

例えば、

・怒られたくないから
・後で困るから
・今のままじゃイヤだから

といった理由で立てる目標を、回避目標といいます。

回避目標の特徴は、実は心の中で「したくない」と思っていること。回避目標を達成しても自分の望む未来が手に入るわけではないため、どんなに努力をしてもワクワクしません

また、モチベーションが続きにくいのも回避目標の特徴です。回避目標を立てた場合、回避しなければいけないことがなくなるとモチベーションは下がってしまいます

ダイエットが良い例ですね。

太った状態から抜け出すためにダイエットをすると、抜け出した途端にモチベーションが下がります。そう考えると、ダイエットのリバウンドは回避目標を立てていたからこそ起こる現象といえるでしょう。

本当はダイエットなんてしたくないのに、仕方なく取り組んでいた。だからこそ回避したかった状況から抜け出すと(つまり痩せると)、ダイエットをやめてしまうのです。

一方、理想に近づくための目標を接近目標といいます。

具体的には、

・将来こうなりたいから
・○○を買いたいから
・○○へ行きたいから

といった理由で立てる目標のことです。

接近目標の特徴は、ストレスよりもワクワクする気持ちの方が大きいこと。接近目標を立てた場合、努力をすればするだけ自分の理想に近づいていくため、どんなに大変な努力でも楽しみながら続けられます

さらに、接近目標はモチベーションが下がりにくいのも特徴です。

先ほど例に挙げたダイエットでいえば「50歳になっても60歳になってもビーチを水着姿で堂々と歩ける女性になりたい」といった接近目標を立てると、モチベーションが長続きします。

また、目標の未来を今よりずっと先に設定することで長期的なプランを立てられるのです。

このように、同じダイエットでも立てる目標によって充実度やモチベーションの続き方が異なります。だからこそ、同じ立てるなら回避目標よりも接近目標がオススメなのです。

では、回避目標しか思い付かない場合は、どうすればよいのでしょうか。ここからは、回避目標を接近目標に変える方法について解説します。

想像力を働かせよう!回避目標を接近目標に変える方法

想像力を働かせよう!回避目標を接近目標に変える方法

回避目標を接近目標に変えたければ、その目標を達成することで自分の人生がどんな風に良くなるのかを考えてみてください。

例えば「料理に時間を取られるのがイヤ」という気持ちから時短にまつわる目標を立てようと思っても、なかなかモチベーションは上がらないかもしれません。そんなときは「時短できるようになったら何が良くなるかな?」と考えてみるのです。

こう考えると、今まで「時間がないから」と諦めていたものをきっと見つけられます。具体的には、本を読むことや映画を見ることなどですね。

このように考えることで「料理に時間を取られるのがイヤだから」という理由で立てようとしていた回避目標は「本を読む時間が欲しいから」や「映画を見る時間が欲しいから」という理由から立てる接近目標に変えられます。

他にも例を考えてみましたので、回避目標を接近目標にスイッチしたいときは参考にしてみてください。

・嫌われたくないから
 コミュニケーション能力を伸ばしたい
  ▶ あの人ともっと仲良くなりたい

・今より太りたくないからダイエットしたい
  ▶ 健康に長生きして孫と旅行したい

・今の仕事を続けたくないから副業を始めたい
  ▶ 楽しいと思える仕事に出会いたい

人生を豊かにしたいときは「本物の願望」を見つめてみよう

最後に、人生を豊かにする目標の立て方をご紹介します。

人生を豊かにしたいなら、達成することで心から幸せを感じられる目標がオススメです。そしてそんな目標を立てるには、自分の本当に望んでいる願い、つまり本物の願望を自覚する必要があります。

本物の願望をかなえるために立てる目標を、専門用語で“セルフ・コンコーダント・ゴール”といいます。

例えば、先ほどの段落でご紹介した中に「楽しいと思える仕事に出会いたい」という接近目標がありました。この目標の奥の奥を見つめることで、本物の願望を見つけ出せる可能性があります。

この場合でいうと、楽しいと思える仕事に出会うことで何が得られるのかや、何を得たいのかなどを考えてみるのです。すると、働くことで感じるお金以外の意義や充実した毎日などを得られる、もしくは得たいと思っていることに気付くでしょう。

それをもっと掘り下げていくと、本物の願望が見つかります。

もし「働くことにお金以外の意義を見いだしたい」と思っていることが分かったなら、お金以外の意義を見いだすことで今度は自分がどんな状況になるのかを考えてみるのです。

そうすると「私は誰かの役に立ちたいんだ!」と気付いたり「私はもっと人と関わりたいんだ!」と気付いたりします。

仮に本物の願望が「誰かの役に立ちたい」だった場合、わざわざ転職しなくても方法は他にもありそうですよね。では、何をすればその願いをかなえられるでしょうか?

このように、深く深く追求してたどり着いた目標を達成すれば、きっとあなたの人生は豊かになります

毎日が退屈で仕方ないと思っている人は、ぜひあなたのセルフ・コンコーダント・ゴールを探してみてください。思わぬ願望に気付くことで、今後の人生がガラッと変わるかもしれませんよ。

本当に手に入れたいものを追求すれば毎日は退屈じゃなくなる

今日は、幸せになれる“目標の選び方”と、人生を豊かにする“目標の立て方”をご紹介しました。

本当に充実した生活を送るためにも、目標を立てるときは回避目標ではなく接近目標を選ぶよう心掛けてみてください。そして考える時間を作れる人は、ぜひ本物の願望(セルフコンコーダントゴール)についてもじっくり考えてみることをオススメします。

あなたの人生が、より豊かなものになりますように。

執筆:永瀬なみ(コラムライター・カウンセラー)

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