幸せな60代を過ごしたい女性が身に付けておきたいメンタル知識2選

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幸せな60代を過ごしたい女性が身に付けておきたいメンタル知識2選

60代の女性が抱えがちな悩みといえば、健康にまつわるものが代表的ですね。あるアンケートによると、60代の女性が抱える悩みトップ3は「自分の健康」と「家族の健康」そして「収入・資産」でした(※1)。では、どうすれば60代の悩みと上手に付き合っていけるのでしょうか。

今回は、先日の記事『50歳からの人生に向けて身に付けておきたいメンタル知識2選』に続き、60歳からの人生に役立つメンタル知識を2つご紹介します。「60代に向けて50代のうちにできる事をしておきたい」と思う人は、ぜひ参考にしてみてください。

60歳からの人生に向けて女性が身に付けておきたいメンタル知識2選

女性が50代のうちに身に付けておきたいメンタル知識は、次の2つです。

その1.幸福の肝は「自己肯定」いかに自分を受け入れられるかがポイント

1つ目の知識は、自分を受け入れて生きている女性は幸福度が高いことです。

60代は、できない事が増える世代。だからこそ、“できない自分”を認める習慣が大切です。

自分をそのまま認めることを、専門用語で“自己肯定(じここうてい)”といいます。肯定とは、認めることを指す言葉。

そもそも全ての事を完璧にできるわけないよね。これが今の私。これでいいの

こんな風に自分を肯定できる人は理想と現実にギャップを感じないため、幸福感が高い傾向にあります。

また、ありのままの自分をまるっと受け入れられる人は他人の短所も受け入れやすいものです。そのため「誰だってできる事があればできない事もあるよね」と思える人は、結果的に良い人間関係を築けます。

一方、自己肯定の反対に位置するのが自分を否定すること。これを、専門用語で“自己否定”といいます。

できない自分を否定し続けてしまうと、いつか精神的に参ってしまうかもしれません。

実際のところ、自己評価の低い人は何かできない事があるたびに「こんな事もできないなんて私はダメな人間だ」と自分を否定しがちです。中でも完璧主義な人過度に人目を気にする人は、できない事があると自分を責めてしまう傾向にあります。

しかし、そもそも私たち人間は完璧ではありません。長所があれば短所もあり、得意な事があれば不得意な事もあります。

そしてそれは、年齢を重ねるごとに変化するものです。若いときは得意だったものが年を取ることで不得意になる可能性は、誰にでもあるでしょう。

ですが反対に「若いときは不得意だったけど今は得意」と言える事も、きっと1つはあるハズです。

年を取るということは、決して劣化などではありません。時がたてば、何事も移り変わっていくもの。そして、それは人間も同じです。

だとすれば、何かできない事があったからといって過度に落ち込む必要はありませんよね。

できる事があれば、できない事もある。これは、人間であれば当然のことです。自分にできない事があったとしても「それを含めて自分だ」と受け入れられれば、きっと幸福感を保てるでしょう。

自分を肯定できるようになるには、少し時間がかかるかもしれません。しかし繰り返し練習をしているうちに、きっと肯定できるようになるハズです。

普段から自分を否定しがちな人は、ぜひ今日から心掛けてみてくださいね。

その2.会話は特に重要!コミュニケーションでしか得られない幸福感がある

その2.会話は特に重要!コミュニケーションでしか得られない幸福感がある

2つ目のメンタル知識は、コミュニケーションでしか得られない幸福感があることです。

女性が60代の悩みと上手に付き合っていくには、コミュニケーションが欠かせません。というのは、人は誰かと会話したり触れ合ったりすることで不安や孤独感が薄れるからです。

中でも、悩みがあるときの会話は効果的。誰かに話を聞いてもらうだけで、不安やストレスが軽減します。

そしてこの傾向が特にあるのは、女性です。実は、女性は1日に6,000語以上の言葉を発しないとストレスがたまるといわれています(※2)。

とはいえ幸福感を保つために構築したハズなのに、その人間関係でストレスを感じては本末転倒ですよね。

そこでオススメなのが、割り切った関係をつくる方法です。

例えば「この人には仕事の話だけをしよう」と割り切ったり、元気がなくなったときにだけ連絡をする相手をつくったりしてみてください。「この人とはこういう付き合い方をしよう」と自分の中で決めておくと、付き合い方に悩む必要がありません。

もし“友達”をつくることに抵抗があるなら、“仲間”をつくる方法を試してみてはいかがでしょうか。先ほど挙げた“仕事の話だけをする相手”も、いわゆる“仕事仲間”です。

その他には、こういった相手と会話をしたり触れ合ったりする方法もオススメです。

・かかりつけのお医者さん
・カウンセラー
・ペット

一方的に話を聞いてもらうだけでも、きっと心は軽くなりますよ。

会話でストレスを発散している自覚がある人は、60代からの人生でも話すことを大切にしてみてください。極端な話、独り言を口にするだけでもストレスは解消できますよ。

自分を受け入れ、人間関係のストレスを減らしていこう

今日は、60歳からの人生に役立つメンタル知識を2つご紹介しました。

ポジティブ心理学においては、人生がうまくいくことと人間関係を楽しむことには深い関係があるといわれています。つまり幸福感を得つつ充実した毎日を送るためには、人間関係のストレスをなくすことが重要なのです。

もし今ある人間関係にストレスを感じているなら、50代のうちに見直してみてはいかがでしょうか。人間関係のストレスを解消する方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。

執筆:永瀬なみ(コラムライター・カウンセラー)

【参考元】
(※1)【旧アンテリオ】第28回 生活健康基礎調査 ~「健康」に関する消費者の意識および実態調査(アクティブシニアの健康編)~|株式会社インテージヘルスケア
(※2)男女の脳の違い…女性は「6000語」話さないと眠れない!?|ノーツマルシェ
一日中、誰とも話さずに終わることが心身へ与える影響|産経ニュース
精神科医が「友達は1人でいい」と断言するワケ|ダイヤモンド・オンライン

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