『デガダンなアティチュードがたまらない、ヘルシンキの花屋さんかつワインバーのBud』

北欧 フィンランドからの手紙

ヘルシンキにも春が来たなと思わせてくれる、美味しいワインが飲めるバーであり、花屋さんのBud を訪れた。

すてきな花を選びながらワインを飲んでゆっくりしたって良いじゃない、っていうデカダンなアティチュードがたまらない。

レンタルスペースとして場所を提供しているので、企業や一般の人々もレンタルして、イベントやワークショップの開催もできるというビジネスアイディアも良い。花屋さんで一日限定のレストランを開催したり、新作のコスメティックスを発表したりできるなんて、なんだか夢のよう。

普段売ってるブーケも良い。フィンランドは3月8日に緊急事態宣言が発令され、多くの地域でレストランやカフェ、バーなどの通常営業が禁止になったので、現在はワインバーとしての利用はできないものの、3月12日と19日にはBud主催のZoomでの春のブーケワークショップが企画されている。

ヘルシンキ、エスポー、ヴァンター、カウニアイネンに住む人限定なのだけど、応募した人のところに前日までに花が届いて、オンラインでブーケの作り方が学べるという企画。こんな楽しい企画で自主隔離期間を前向きに楽しもうと提案してくれている姿勢も好き。

花があってワインがあってアートがあって人がいる。私のパワースポットのひとつです。



写真・文 : 吉田 みのり

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