『800年の歴史を持つパステルカラーが魅力的なポルヴォ―の旧市街地』

北欧 フィンランドからの手紙

ヘルシンキから東へ50kmの、フィンランドで2番目に古い街ポルヴォー。およそ800年の歴史を持つ小さな美しい街で、私がフィンランドに住むようになってからも、その前も、最もよく訪れている街です。

フィンランドに住む前は、子どもの頃からお世話になっている親戚のような存在のニエミネン・ソライネン夫婦が近くに住んでいたために、日本からフィンランドに訪れるたびに遊びに来ていました(私がフィンランドに住むようになったきっかけとしてこちらの記事で書いています)。現在は夫がポルヴォー近郊出身のため、やはり頻繁に訪れています。旧市街には魅力的なレストランや可愛いカフェ、小物や雑貨、ヴィンテージ品などが買えるお店、博物館や教会など見どころたっぷりで、散策していてもとても楽しい街です。

パステルカラーの可愛い街並みや、川沿いの赤い倉庫群など(私もその中の一つのレストランで働いたことがあります)ワクワクする歴史的建造物が豊富なポルヴォーへはヘルシンキからバス一つ、約1時間で遊びに行けるため、小旅行にもおすすめの場所です。ポルヴォー川を挟んだ 向こう側は緑の宝庫。ポルヴォー仲間のヒッピーの友達がたくさん集まって音楽を奏でたりする草原もあります。

ちなみに観光客用のポルヴォー市の公式ガイドブックの日本語版は私が翻訳を担当しました。街を散策する日本人の観光客が冊子を手に持っているところを見ると喜びで飛び上がりそうになります。頭をこねくり返して翻訳した自分のテクストを誰かが持ち歩いてるってとても嬉しいことです。

文 : 吉田 みのり

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